東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

ローマ と ポンペイ (イタリア)
1997 年 3 月

11. トレヴィの泉とポポロ広場(ローマ)

ナヴォーナ広場からパンテオンを経て、やって来たのはローマを訪れる観光客に人気のスポット。

トレヴィの泉

トレヴィの泉 右の画像を見ればわかるよね。そう、トレヴィの泉。

この泉にコインを投げ込めば再びローマを訪れることができるというわけだから、ローマ好きの観光客ならばコインを惜しむはずが無いよね。

但し、コインを泉に放り込めば良いというものではない。願いをかなえるためには作法に従うことが必要なんだそうな。その作法を下に書いておくから、ローマへ行くときには覚えて行くこと。

トレヴィの泉における作法
  1. コインを右手に持つ。
  2. 泉に背を向ける。
  3. 右手に持ったコインを左肩越しに泉に放り込む。

なお、泉にコインを放り込んだ後で、神社のように手を打っている日本人観光客を見かけたが、手を打っても効果は無いので注意すること。

(をい !!)
あ、 ... バレてる ?? すみません。話を作ってしまいました。トレヴィの泉の前で手を打っている日本人は、見かけませんでした。でも、いそうだよね ?!

ランチ

さて、ツアーの散歩はここで解散。後は自由行動となる。私たちは、事前に調べておいたレストランへ。この店は、ローマにいる取引先のイタリア人が「美味い !!」と奨めてくれたレストランなんだ。

ここで食べた料理は、家内がシーフード・スパゲティと仔牛のロール、私はアルフレド風フェトチーネとビーフ・ステーキ・ロッシーニ風。なるほどイタリア人が美味いと言うだけのことはあった。料理とワインで18万リラ(1万5千円)なり。

せっかくだから、店の詳細を書いておきましょうかね。ローマへ行くときは、お薦めでッせ。(じゃあ、どうして「ヨーロッパ・ミソラン・ガイド」(このサイトの中のレストラン食べ歩きレポート)に収録しないか ?? 残念ながら、画像が無いんだよねえ。まだ、この時期には、レストランでカメラを構えるなんてことをしてはいなかったんだ。)

L'ORIGINALE ALFREDO ALL'AUGUSUTEO

Roma - Piazza Augusto Imperatore, 30

Tel = 6878734 or 6878615

ポポロ広場

レストランを出たのが 3時半。ちょっとばかりのんびりと食事を楽しんじゃったみたい。このままホテルに戻って昼寝をしても良いなあ ... と思ったが、家内は勘弁してはくれない。次の観光地へ向かう。

やって来たのは、ポポロ広場(下の画像)。広場の真ん中に立っているのは、ローマで最も高いと言われるオベリスク。3000年前のエジプトのものなんだそうな。その向こうに見えているのは、文字通りに「双子教会」。

ポポロ広場

「双子教会」というのは、もちろん通称なんだけどね。右側にあるのがサンタマリア・ディ・ミラコーリ教会、左側にあるのがサンタマリア・ディ・モンテサント教会。ちなみに双子教会の間の道がコルソ通り、その道を真っ直ぐに歩くとヴェネツィア広場にたどり着く。

このポポロ広場だけど、19世紀初頭にジュゼッペ・ヴァラディエという人物が設計したもの。といっても、そんな名前は聞いたことが無いんだけどね。ま、資料の受け売りですわ。

ポポロ門

ポポロ広場に面して、ポポロ門がある。ここには、かつてフラミニア門があった。

古代のフラミニア街道を南下してくると、このフラミニア門をくぐってローマに入ることが出来た。つまり、ここが昔のローマの玄関だったわけだ。

サンタ・マーリア・デル・ポポロ教会

ポポロ広場に面して立つのは、サンタ・マリア・デル・ポポロ教会。教会の中では、カラヴァッジオの名画「パウロの改宗」「聖ペテロの逆さ磔」を見ることが出来る

... はずだった。しかし、私たちが訪ねた時、教会の中ではミサが行われていた。しょうがないね。泣く子とミサには勝てないもの。

ポポロ門・ポポロ広場、そして
サンタ・マリア・デル・ポポロ教会

旅行記「カンパーニャとローマ・ヴァティカン(イタリア)」の「第四部 ローマ・ヴァティカン編」には、ポポロ広場・ポポロ門・双子教会に関連するもっと多くの画像がありますよ。

また、サンタ・マリア・デル・ポポロ教会の中もじっくりと見てきました。ピントリッキオカラヴァッジョベルニーニの作品の画像も撮ってきました。

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