東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

エミリア・ロマーニャ と トスカナ (イタリア)
1999 年 6 月


02. ボローニャを歩く

モンタニョーラ公園(ボローニャ)

ただならぬ雰囲気のガッリエラ門の次は、モンタニョーラ公園を歩く。公園の中には多くの露店がぎっしり。そこで買い物をしようという街の人々が押し寄せて大混雑だ。

人ごみを避けようとした私たちは、公園の中の脇道を歩き始めた。ところが、そこにいるのはどうも危ない雰囲気の人たちだった。

なんとなく危険を感じた私たちは、ドキドキしている心臓を抑え顔には平静さを装いつつ公園を抜け出し、表通りに向かった。もう一度書くけど、やはり旅は安全第一だもんね。

ポルティコ (柱廊)

ポルティコ 人通りの多いインデペンデンツァ通りの両側の歩道には、ボローニャ名物のポルティコ(右の画像)。ガイド・ブックには「柱廊」と訳してある。

ポルティコというのは、言わば中世のアーケードってとこかな。

でも現代のアーケードと比べて優美な曲線が良いでしょ。アーケードというよりも、やはり「ポルティコ」って言葉が似合うよねえ。

余談ながら、イタリアの他の都市にもポルティコはあったんだ。でも、街の近代化の為に撤去されちゃった。しかし、ボローニャでは、ポルティコを保つことが義務付けられた。だから、今でも私たちはポルティコの下を歩くことが出来るってわけだ。

斜塔

斜塔 斜塔といえば、ピサの斜塔が有名だよね。だけど、このボローニャにも斜塔があるんだ。それが右の画像 ...

... なんだけど、傾いて見えないねえ。たぶん私がカメラを構えた位置が悪かったんだろうな。

というのも、この斜塔のあるあたりには多くの建物が建てこんでいて、自由にアングルを選ぶことが出来なかったんだよ。

ところで、中世の塔の街といえば、後で登場するサン・ジミニャーノだよね。でも、実はこのボローニャも立派な塔の街だった。全盛期には、200本もの塔が立っていて、ダンテも驚いちゃったらしいよ。

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