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エミリア・ロマーニャ と トスカナ （イタリア） 1999 年 6 月
またもやピザを食べ損ねた ...今夜はミシェラン一つ星のレストランを予約してある。が、お腹が空いて死にそうだ。お腹いっぱいになるほど食べるわけにはいかないけど、ちょっとだけ口に入れておかないと、夕方までもたないよ。というわけで、ボローニャの斜塔の横にあるメルカンツィーア広場のカフェのテーブルに腰をおろす。お目当ては、私たちにとってイタリアで食べる初めてのピザ !! これで四度目のイタリアの旅なんだけど、何故だか今までイタリアでピザを食べたことが無かったんだ。 ところがだ、英語の達者なカフェの若い男が言うには、今はピザの準備が出来ていないとのこと。またもや本場イタリアのピザを食べ損なった !! 「じゃあ、何でもいいよ。軽く食べたいんだ。何か美味しいものない ??」と私。 （全くもって余談なんだけど、5度目のイタリア旅行でイタリアの中でも本場ナポリでピザを食べることが出来たんだ。興味のある方は、このサイトの別館「ヨーロッパの歴史風景」の中にある「ピザの本場ナポリのピッツァ・マルゲリータ」のページを読んでね。） クレッシオーネちょっと考えた若い従業員。「いいものがある」と言い置いて店の奥に消えていった。
やがて出てきたのが右の画像にある食べ物。ピザとピタパンの中間のような ... 中にはハムとチーズ。それがモチモチとして美味いんだ。あっさりとした塩味も良いね。 カフェの代金は二人で 12,000リラ（900円）。美味しい上に安いねえ !! ところで、この食べ物は何て名前 ?? と訪ねた私に、若者の答えはクレッシオーネ。聞いたことも無い名前だし、今までに経験のない食べ物だ。ついでだから綴りも教えておくれよ。親切な若者が書いてくれた答えは、Crescione。これは良いことを教わったね。覚えておこう。 メルカンツィーア広場
ところで、私たちがクレッシオーネを食べたカフェのあるメルカンツィーア広場の画像が右にある。この広場は特に観光名所ってわけじゃないんだよ。でも、なんとなく中世のイタリアを感じさせるよね。ここは中世に於いては商人たちが集まる場所だったんだって。 観光地としてはメジャーとは言えないボローニャなんだけど、こんな広場はあちこちにあるみたい。
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