エミリア・ロマーニャ と トスカナ (イタリア) 1999 年 6 月
サンタ・ポッリナーレ・ヌオーヴォ教会世界遺産「初期キリスト教建築物群」の中で最初に訪れたのは、サンタ・ポッリナーレ・ヌオーヴォ教会。しかし、外壁は工事中だし、ドシャ振りの雨のおかげでカメラを構えることも出来ない。 内部も別にどうってことの無い質素な古い教会(右の画像) ... に見える。 しかし、この教会が建てられたのは西暦 519年。実は長い歴史を誇る教会なんだ。 当時のイタリアを支配していたのは、東ゴート族のテオドリック王。東ゴート族がアリウス派のキリスト教を信仰していたこともあって、この教会もアリウス派の教会として建てられたのだそうだ。 しかし、やがて東ゴート王国は崩壊し、この教会もカトリックの教会として改めて聖別された。
5-6 世紀のモザイク画そして、下にあるのがサンタ・ポッリナーレ・ヌオヴォ教会のお宝となっているモザイク画の画像。画像の中の上の段にあるモザイク画は、テオドリック王時代(5世紀前半)のもの。下にある東方三博士の礼拝を描いたビザンティン様式のモザイク画は、6世紀中頃のもの。
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