エミリア・ロマーニャ と トスカナ (イタリア) 1999 年 6 月
6世紀に建てられた聖ヴィターレ教会には、多くの古いモザイク画が残されている。下にある画像は、サン・ヴィターレ教会のモザイク画の中でも私のお気に入りのものだ。(残念なことに、東ローマ皇帝ユスティニアヌスを描いたモザイク画は、修復工事のためか幕に覆われており、ここで画像を紹介することが出来ない。残念。) 光輪を持った神秘の仔羊右の画像にあるモザイク画は、資料によれば「光輪を持った神秘の仔羊」と呼ばれている。キリスト教に疎い私の推測なんて当てにはならないけど、この仔羊はキリストを象徴しているのだろうか。 アブラハムの供犠 あるいは イサクの犠牲続いて、「アブラハムの供犠」と呼ばれるモザイク画(下の画像)。多用されている緑が、モザイク画に描かれた聖書の世界を地上のものにしている。そこが私の気に入りなんだ。
上に書いた物語の中のイサクの言葉 3. から、当時のユダヤ人は神に仔羊を捧げる風習を持っていたことがわかる。ということは、「光輪を持った神秘の仔羊」は、神に捧げられたイエス・キリストだと考えてよいのだろうか。
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