東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

旅行記 「カンパーニャとローマ・ヴァティカン」(イタリア)

第一部 ソレント・アマルフィ編

A09. ソレントで食べたシーフード・リゾット

ソレント駅からタクシーでホテルまで

ナポリからヴェスヴィオ周遊鉄道でソレント駅に到着したのが2時半。まずはスーツ・ケースを預けて身軽になり、ソレントの街を歩いてみよう。事前の調べによれば、ソレント駅の2階にあるバルで荷物を預かってくれるらしい。

ところが、そのバルが閉まっている。日曜日だからか。シエスタ(昼寝)の時間だからか。 ・・・ いずれにせよ、荷物を持ったままじゃ歩き回ることも出来ないよ。駅の中を歩いてみたけれども、コイン・ロッカーもない。駅員に尋ねてみたけど、荷物を預かってくれるのはそのバルだけだそうな。はてさて ・・・ どうしたもんだか。

えーい、迷っていても時間が無駄に過ぎるだけだ。ちょいと遠いんだけど、タクシーに乗ってホテルまで行っちゃえ。で、またソレントに戻ってきて観光することにしよう。

イタリア南部カンパーニャ地方の海辺の街ソレントを高台から眺めた

というわけで、ソレント駅前に並んでいたタクシーの1台に乗り込み、少し離れた街にあるホテルに向かった。その途中の高台の道から撮影したソレントの眺めが上の画像なんだ。タクシーの運転手さんが、わざわざ車を停めてくれた。

ホテルでチェック・インを済ませ、荷物を預け、待たせていたタクシーに乗り込んでソレントに戻ってきた。往復でタクシーの料金は 80ユーロ。ちょいと高くついちゃったけど、これで身軽にソレントの街を歩くことが出来るよね。

ソレントにあるレストラン「ズィントニオ」

荷物を預けて身軽にはなった。が、胃袋の方も風船のように軽い。ちょいと遅くなったけど、まずは昼食だよね。

イタリア南部カンパーニャ地方の海辺の街ソレントにあるレストラン「ズィントニオ」の店内

リストランテ 「ズィントニオ」

  • Ristorante Pizzeria ZI'NTONIO
  • Via Luigi de Maio,11 80067 SORRENTO, Italy
  • Tel 081.878.16.23

というわけで、入ったのがソレント市内にあるレストラン「ズィントニオ」だった。シーフードが美味い店らしい。

「ズィントニオ」の天井の絵皿

料理の登場を待つ間、キャラフでもらったワインを飲みながら眺めていたのが、「ズィントニオ」の店内の天井を飾る絵皿(下の画像)だった。

イタリア南部カンパーニャ地方の海辺の街ソレントにあるレストラン「ズィントニオ」の天井

地中海らしい明るい色彩の絵皿。描かれているのは食材ばかりというのも気に入った。レストランとしても自慢の絵皿らしくて、天井を照らす灯りはやけに明るかったよ。しかし、料理の登場までずっと天井を眺めていて、首が痛くなっちゃったけどね。

シーフード・リゾット

やがて登場してきたシーフード・リゾットが下の画像。ロブスター、手長エビ、アサリ、ムール貝やトマト(ポモドーロ)が入り、レモンをたっぷりと絞って食べる。見た目よりもあっさりとしていて、とっても美味しかったよ。

イタリア南部カンパーニャ地方の海辺の街ソレントにあるレストラン「ズィントニオ」で食べたシーフード・リゾット

上の画像でもわかるように、このシーフード・リゾットはちょいとスペインのパエリャに似ているかな。実は私はパエリャが大好き。ロンドンに住んでいた頃には、フラメンコを見せてくれるスパニッシュ・レストランに通い、そこでパエリャを食べたもんだ。

さて、今日のランチのお代は 40ユーロ。安いといえば安いけど、前菜無しのシーフード・リゾットとキャラフのワインだけだから、こんなものかな。

美味しかったし、もっとがっつりと食べたかった。でも、今夜はミシュラン二つ星のレストランを予約してある。しかも、もう遅い時間だからね。料理もワインも軽めにしておかないとディナーに差し支えるでしょ。美味しく飲んで食べる為には自制心が大事だよね。


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