A30. 天国の回廊で見たモザイクとフレスコ画

天国の回廊で見たモザイク画

どんないわれのあるモザイク画なのか、何の説明もなく壁にかけられているモザイク画。この天国の回廊はかつて中世アマルフィの貴族たちの墓地だったというから、このモザイク画も貴族たちのお墓を飾っていたものなのかもしれないね。

ついでながら、イタリアの古いモザイク画といえば、ナポリの国立考古学博物館で見ることのできる古代の英雄アレクサンダー大王を描いたモザイク画が名高いよね。他にも西ローマ帝国の古都ラヴェンナに残る皇女ガラ・プラキディアの廟のモザイク画とかね。

天国の回廊で見た聖人を描いたフレスコ画

かつてこの天国の回廊に葬られていた中世アマルフィの貴族たちは、最後の審判の際に自分を弁護してくれる聖人を必要としていたんだろうね。

天国の回廊の一画にある小さな礼拝堂

この天国の回廊の墓地に葬られた身内の為に、お墓参りに来た人々はここで故人が天国に行けるようにと神様に祈ったのかもしれないね。

キリストの磔刑を描いたフレスコ画

というわけで、天国の回廊をぐるりと見て歩いたんだけど、そろそろアマルフィ大聖堂の建物の中に入っていくかな。

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