東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

旅行記 「カンパーニャとローマ・ヴァティカン」(イタリア)

第一部 ソレント・アマルフィ編

A34. アマルフィのミシュラン一つ星レストラン 「ラ・カラヴェッラ」

ミシュラン一つ星のレストラン 「ラ・カラヴェッラ」

鐘塔やアマルフィ大聖堂を眺め、ドゥオモ広場のお店で土産物を買った後、ホテルに戻った。ひと風呂あびて汗を洗い流し、着替えをしてレストランへと向かう。

アマルフィのミシュラン一つ星レストラン「ラ・カラヴェッラ」の店内

今夜のレストランはミシュラン一つ星の「ラ・カラヴェッラ」。アマルフィを代表する店みたい。シーフードが自慢のレストランなんだそうな。(上の画像は店内の様子。)

ミシュラン一つ星のレストラン
「ラ・カラヴェッラ」

  • Ristorante LA CARAVELLA
  • Via Matteo Camera, 12 - 84011 Amalfi, Italy
  • Tel & Fax = 089-871029
  • http://www.ristorantelacaravella.it/home.asp

レストランの店内の壁を飾る聖ヨハネ騎士団を描いた絵

まだ夜も早い時間だからか、「ラ・カラヴェッラ」の店内には他にお客さんはいなかった。その店内をぐるりと見回す。いくつもの壁を飾っているのは、下の画像にあるような絵だった。

アマルフィのミシュラン一つ星レストラン「ラ・カラヴェッラ」の店内の絵は聖ヨハネ騎士団を描いていた

アマルフィの旗と同じく八角十字をあしらった服を身にまとっているのは、聖ヨハネ騎士団の騎士たちだよね。キプロス島ロードス島マルタ島などでオスマン・トルコと戦った騎士たちだ。

この店の人たちやお客さんたちは、聖ヨハネ騎士団に関心を持っているということなんだろうね。聖ヨハネ騎士団(ロードス騎士団あるいはマルタ騎士団)は、アマルフィの商人たちが聖地に設立した病院組織に起源を持っているわけだし。

小エビとトマトとロケットのサラダが美味い

まずは前菜には二種類のサラダを注文した。その一つが下の画像にあるマリネした小エビとロケットとトマトのサラダ。南イタリアの太陽の下で育ったトマトの美味いこと。もちろん、ぷりぷりの小エビもね。

アマルフィのミシュラン一つ星レストラン「ラ・カラヴェッラ」で食べた小エビとトマトのサラダ

もう一つの前菜は、インサラタ・カプレーゼ。これも同じく太陽の光をたっぷりと吸収したトマト、それに本場のモツァレラ・チーズがいいね。

レストラン「ラ・カラヴェッラ」の名物はレモンのリゾット

続いては、レストラン「ラ・カラヴェッラ」の名物とされるレモンのリゾット(下の画像)。なるほど店の名物とされるだけのことはある。酸味が効いた味付けにシーフードが映える。強いて例えれば、トム・ヤン・クンをパエリャにしたみたいな料理かな。

アマルフィのミシュラン一つ星レストラン「ラ・カラヴェッラ」で食べたレモンのリゾット

続いてのメインも二種類。トマトと煮込んだ白身魚とレンズ豆と煮込んだタコ。どちらも悪くはない。でも、前菜の二種類のサラダとレモンのリゾットがピカイチだった。ついでながら、地元アマルフィ海岸の辛口の白ワインを飲みながら食事をしたんだけど、それがまた料理にぴったりだったね。

ふと気がついた。アマルフィに限らないんだけど、イタリア南部カンパーニャ地方は高知県(土佐)に似ている。共通点がいくつもあるんだ。南国である。太陽が強い。海がある。シーフードが美味い。料理に柑橘類を多用する。ハーブや香味が料理に欠かせない。お酒・ワインは辛口だ。うん、良く似ているよ。どちらも私の大好きな土地だ。

ちなみに、今夜のディナーのお代は 137ユーロなり。


次のページは 「A35. アマルフィの夜景」



ヨーロッパ三昧 トップ・ページ

ヨーロッパの歴史風景

このサイト「ヨーロッパ三昧」には、下の姉妹サイトもあります。ヨーロッパに興味のある方は寄り道してくださいね。

ヨーロッパの歴史風景 バナー このサイト「ヨーロッパ三昧」の姉妹サイト「ヨーロッパの歴史風景」。ヨーロッパ各国の歴史に重点を置いてある。



Copyright (c) 2002-2013 Tadaaki Kikuyama
All rights reserved
このサイトの画像 及び 文章などの複写・転用はご遠慮ください。

このサイトの運営は、あちこち三昧株式会社が行います。