東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

旅行記 「カンパーニャとローマ・ヴァティカン」(イタリア)

第二部 パエストゥム・サレルノ編

B01. アマルフィからサレルノ

サレルノへ向かう道

大好きになったアマルフィの街にある月の修道院ホテル「ルナ・コンヴェント」を出発したのが朝の9時。私たちを乗せたタクシーは海辺の道を南下して、サレルノへと向かう。

イタリア南部カンパーニャ地方の街アマルフィからサレルノへ向かう道

そのアマルフィからサレルノへ向かう道が大変なんだ。1車線しかない狭い道が続く上に、右に左にと急カーブが続く。上の画像がタクシーの中から眺めた道の様子なんだけど、サンタガタからアマルフィまでの道と同じく難路だね。私の郷里の南予地方(愛媛県南部)の海辺の道に似ている。

サレルノの街に到着

やがて私たちを乗せたタクシーはサレルノの街に入った。人口14万人ほどのサレルノの街は、ナポリから南へ約 50kmほど、イタリアの首都ローマからは約 240kmほどのところにある。

このサレルノの街は古代からの長い歴史を持つ港湾都市であり、今もこのあたりでは有数の港があるんだそうな。ちなみに、このサレルノの港で積み下ろしされる貨物の過半がコンテナらしい。下の画像はタクシーの中から眺めたコンテナ貨物の港の様子なんだ。

イタリア南部カンパーニャ地方の街サレルノにあるコンテナ貨物の港

やがてアマルフィから私たちを乗せてきたタクシーはサレルノの海辺近くにあるホテルに到着。サレルノ市内で道を間違えてちょいと遠回りをしたけれども、料金は事前の約束の通りに65ユーロだったよ。

サレルノの砂浜

ホテルにチェック・インを済ませ、部屋の窓から外を眺める。すぐそこには広い広い砂浜(下の画像)が続いている。その向こうは地中海だね。さっき見たコンテナ貨物の港のあたりとは違って、このあたりの海辺は雰囲気が良さそうだね。

イタリア南部カンパーニャ地方の街サレルノのホテルの部屋から眺めた砂浜

ちなみに、第二次世界大戦中にシチリア島を占領した連合国軍がイタリア本土に上陸したんだけど、このサレルノの砂浜も連合国軍部隊の上陸地点の一つだったそうな。連合国軍はここからドイツ軍を追って北上し、ローマを攻略したわけだ。

余談ながら、連合国軍がローマを目指しているまさにその時に、あの古代都市ポンペイを壊滅させたヴェスヴィオ火山が噴火している。連合国軍の兵士たちも腰を抜かしただろうね。

サレルノの海岸通 ルンゴマーレ

下の画像もホテルの部屋から眺めた風景なんだけど、画像の右側にはサレルノの人々が散歩を楽しむ海岸通 ルンゴマーレ、左側には街並みが見えているね。

イタリア南部カンパーニャ地方の街サレルノのホテルの部屋から眺めた街並み

では、私たちもサレルノの海岸通 ルンゴマーレを散歩 ・・・ というわけにはいかないんだ。まずは列車に乗って、古代ギリシャ時代の神殿の残るパエストゥムに向かうことになっている。その為にアマルフィを朝のうちに出て、このサレルノまでやって来たんだからね。


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