パエストゥム遺跡の周囲のトウモロコシ畑パエストゥム駅のすぐ近くにあるシレーナ門を抜け、遺跡に向かって歩く。ガイド・ブックによれば、シレーナ門からパエストゥム遺跡までは 1km足らず。松の並木道の左右には、広々としたトウモロコシ畑(下の画像)。
イタリアはローマ、ナポリ、フィレンツェ、ピサ、ミラノなどの都会も良いけど、こんな田舎も良いね。しかし、・・・めちゃくちゃ暑いぞ。
パエストゥム遺跡の神殿が見えた歩き続けて、やがて三叉路にぶつかった。その三叉路の道端のフェンスから彼方を眺めれば、古代ギリシャ時代の神殿(下の画像)が遠くに見えた。ようやく目的地に到着だな。
ガイド・ブックで調べたところでは、あの神殿はパエストゥム遺跡の一画にあるアテネ女神の神殿みたい。後でじっくりと見て歩くことにしよう。
パエストゥム遺跡の脇のレストラン目の前にパエストゥム遺跡が広がっている。でも、遺跡を歩き回る前にお昼を食べておこう。歩いている途中で空腹でダウンするわけにはいかないからね。というわけで、すぐ目の前にあるレストラン「デッレ・ローゼ」(下の画像)に入ったんだ。
看板にはレストラン・ピッツェリアとある。でも、ピザはやめちゃったんだそうな。がっかり。水牛の本場、つまりはモツァレラ・チーズの本場でピザを食べたかったのに ・・・ 。(でも、この旅の後半で訪れたピザの本場ナポリでは、老舗のピッツェリア「ポルタルバ」やピッツァ・マルゲリータを考案したとされる店でピザを堪能したけどね。)
水牛のステーキまずはサラダが美味かった。イタリアでは何処で食べてもトマトなどの野菜が美味いんだよね。でも、次のスパゲティ・ボンゴレはまあまあかな。大したことはなかった。続いてメインのミックスド・グリルが大当たり。三種類の肉のグリルなんだけど、珍しいものを食べることが出来たんだ。下の画像の右からチキン、ポーク、そして最後に水牛のステーキ。
水牛のステーキは初めて食べたよ。肉の味が濃厚で美味いね。但し、正確に言えば水牛のハンバーグ・ステーキとなるのかな。ミジンに切った肉を固めて焼いたみたい。たぶん、肉そのままだと硬いんだろうね。
パエストゥムのギリシャ系美女かもこの店で私たちのテーブルを担当してくれたのが、右の画像の女性だった。彼女の顔を見て私はひらめいたね。彼女は古代ギリシャの血をひいているに違いない。古代パエストゥム(ポセイドニア)の街を築いたギリシャ人の子孫だ。 もちろん根拠なんて全く無い。ただ彼女の顔立ちや容姿がローマなどで見かけるイタリア女性とは違っていると感じたんだ。 古代ギリシャの遺跡の横で古代ギリシャの血をひく女性にあった ・・・ なんてうれしいよね。というわけで、そう信じることにしたわけだ。
さて、店を出る前に食事の代金を払う。今日の水牛ランチの代金は 26ユーロ。ワインを飲まなかった分だけ、いつもの食事代よりも安くなったね。
水分補給に注意極めて珍しいことに、今日のランチではアルコールは一切、飲まなかった。というのも、これから炎天下の遺跡を歩き回るからね。下手にアルコールを飲んだら、遺跡の真ん中でブッ倒れてしまいそうなんだ。その代わりに水分をガブガブ。ついでに、ミネラル・ウォーターの大きなボトルも買った。遺跡の中には売店も無いから、咽喉が渇いたときの用意をしておかなきゃね。(この水は、遺跡を歩くときに本当に有り難かったんだ。空気は乾燥しているし、太陽はギラギラ。水は本当に貴重だったよ。暑い季節にパエストゥム遺跡を歩くならば、忘れずに水を持ち歩くべきだね。)
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