円形の間の床には古代ギリシャ時代のモザイクミューズの間から奥に進み、やって来たのは円形の間。この部屋は古代ローマ帝国時代のパンテオンを意識して作られているらしい。上にある円屋根の直径は22メートルもあるんだそうな。でも、床にある古代ギリシャ時代のモザイクに見とれていて、円天井を撮影するのを忘れていたよ。
私が見とれていた古代ギリシャ時代のモザイクなんだけど、手許にある資料には何の説明も無い。でも、上の画像に描かれているのは、ラピタイ族の王の花嫁を誘拐しようとしている半人半獣のケンタウロスかも。
円形の間では必見のオトリーコのジュピターところで、この円形の間で必見とされているのが、下の画像にあるオトリーコのジュピターなんだそうな。
古代ローマ神話でジュピターというのは、古代ギリシャ神話ではゼウス。そのゼウスはエーゲ海に浮かぶクレタ島の出身なんだそうな。ジュピター(ゼウス)は神々の中で最高位に位置しているらしい。
ギリシャ十字の間にある聖へレナの石棺円形の間から更に奥に進み、やって来たのはギリシャ十字の間。そこで見たのが、下の画像にある聖へレナの石棺。
聖へレナっていったい ・・・ と思って調べたら、古代ローマ帝国の新しい首都コンスタンティノープルを建設した皇帝コンスタンティヌスのお母さんなんだって。
皇帝コンスタンティヌスの娘の石棺ギリシャ十字の間にはもう一つ立派な石棺がある。それが皇帝コンスタンティヌスの娘(聖へレナの孫だね)にあたるコンスタンティーナ(あるいはコンスタンティア)の石棺(下の画像)なんだ。
この石棺の中央にあるレリーフには、ブドウを収獲するキューピッドが描かれている。この「ブドウの収獲」はキリスト教においては生命を象徴するものなんだそうな。ちなみに、この石棺は西暦340年頃にエジプトで制作されたものらしい。
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