東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

春のオランダ 1995年5月

チューリップ、風車、デルフト焼き、マドローダム、運河、ゴッホ、ダイヤ


1995年5月7日
03. デルフト焼き

一夜明けて、まずはデルフトの街へやってきた。かつてオランダがハプスブルグ家のスペインから独立の為に戦っていた頃の指導者オレンジ公ウィリアムの館があった街。

デルフト焼き この街には「デルフト焼き」というオランダを代表する陶器がある。

その工場では、絵付けなどの行程を見ることができる。

せっかくだから、この店でお土産 2点お買い上げ




ちなみに、そのデルフト焼き。かつて、オランダの東インド会社が、中国陶器や日本の伊万里焼をオランダに持ち込んだ。その影響を受けて成立した陶器なんだそうな。しかし、18世紀以降はヨーロッパ各地の陶器が発達し、デルフト焼きは衰退したらしい。

デルフトの街 さて、そのデルフトの街を歩く。

広場にはカフェのテーブルが並んでいる。

そこで発見したのが、国際法の父と呼ばれるグロティウスの像だ。せっかくだから記念撮影。

(そういえば、キミも法律を勉強したんやったな。全くものにならんかったみたいやけど ... 。)

ついでに、国際法の父グロティウスの生涯がなかなか興味深い。

国際法の父グロティウス

  • 1583年に生まれる。

  • 1594年、11歳でライデン大学に入学。

  • 1597年、14歳で卒業。

  • 1599年、16歳で弁護士を開業。

  • 1604年、ポルトガルと争うオランダ東インド会社の為に弁護を行う。

  • 1619年、宗教論争に関与したことが原因で、国家転覆陰謀罪で有罪となり、財産没収の上で終身禁固に処せられる。

  • 1621年、幽閉されていた城を逃れ、パリでルイ13世の保護を受ける。30年戦争に触発され、パリ亡命中に「戦争と平和の法」を著した。

  • 1635年、パリでスウェーデンの駐仏大使となった。

  • 1645年、死去。

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索


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