東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

サンクト・ペテルブルクの旅(ロシア)
1999年8月


06. ツアールスコエ・セロー

ロシアの古都サンクト・ペテルブルクを出発してバスで1時間足らず。小さな街を通過する。18世紀にはペテルブルクの大貴族の別荘があった街だ。この街から生まれたのが詩人アレクサンドル・プーシキン。この街は1937年にプーシキン市と改名された。

ツアールスコエ・セロー

やがて到着したのがツアールスコエ・セロー。直訳すれば、「皇帝の村」という意味らしい。

森の中を進む馬車 駐車場でバスを降りた私たちは、森の中の道を歩く。ときおり、馬車が通り過ぎていく。

かつては、貴族たちが馬車に乗って皇帝に会いに行っていたのだろうか。




エカテリーナ宮殿

森の道を抜けると、途端に明るくなる。そこには、青と白と金の彩りに飾られたエカテリーナ宮殿。

ツアールスコエ・セロー

ピョートル大帝がロシアを治めていた1708年、大帝は妃のエカテリーナ1世にこの土地を与えた。やがて1725年、この土地はロシア皇帝の離宮となり、ツアールスコエ・セロー(皇帝の村)と名づけられた。

エカテリーナ2世(大帝)

更に時が流れて1751年、皇帝ピョートル3世の妃であるエカテリーナ2世は、ツアールスコエ・セローに大宮殿を建設させた。それが上の画像のエカテリーナ宮殿である。そして1762年、エカテリーナ2世は宮廷クーデターを起こし、夫であるピョートル3世を退かせて自らロシア皇帝となった。彼女は後にエカテリーナ大帝と呼ばれる。

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索



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