東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

サンクト・ペテルブルクの旅(ロシア)
1999年8月


13. エルミタージュの中を歩く

ようやくエルミタージュの宮殿(美術館・博物館)の扉が開き、誰もいない宮殿の中に私たちは足を踏み入れ、数々の部屋を見て歩く。

ゲオルギーの間(大玉座の間)

ゲオルギーの間 右の画像にあるのは、ゲオルギーの間(大玉座の間)。

もともとゲオルギーの間は様々な色の大理石で装飾されていた。

しかし、1837年の火災の後に復旧される際、皇帝ニコライ1世の銘により白い大理石で装飾が統一された。

その白い大理石はイタリアから輸入されたものだそうな。




小イタリア天窓の間

小イタリア天窓の間 右の画像にある部屋は、ニコライ1世の命により建てられた新エルミタージュの中にある「小イタリア天窓の間」。

エレガントで華やかな部屋。ここにはスペインやイタリアの絵画が展示されている。

このエルミタージュは、ロシア皇帝たちの宮殿であると同時に、世界でも最大級の美術館でもある。

エルミタージュ(フランス語で「隠れ家」)
  • 18世紀初頭、ロシアの新しい首都サンクト・ペテルブルクの建設を命じたピョートル大帝の宮殿(冬宮)が、この場所に建てられた。

  • 1764年、エカテリーナ大帝の命によりドイツの画商から買い入れた絵画225点がネヴァ川の船着場に到着した。同年、女帝の命により小エルミタージュ、続いて大エルミタージュの建設が始まった。

  • 1783年、エカテリーナ大帝の命により大エルミタージュの建設が始まった。

  • 1852年、エルミタージュ美術館・博物館が公開された。

  • 1839年、ニコライ1世の命により、新エルミタージュの建設が始まった。

  • 1941年、ナチス・ドイツがロシアに侵攻。エルミタージュの美術品は列車でロシア奥地に運ばれ、ウラル地方で保管された。

  • 第2次世界大戦の終結後、エルミタージュの美術品は一部を除いてサンクト・ペテルブルクに戻された。

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索



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