セゴビアの道標には水道橋さて、細い坂道を登り、セゴビアの古い街並みを歩く。道の脇の建物の壁には、通りの名前を示す道標があるんだけど、その道標(下の画像)の左上にはセゴビアの水道橋が描かれているんだ。水道橋はセゴビアのシンボルなんだね。
ところで、上の画像はフアン・ブラヴォ通りの道標なんだけど、このフアン・ブラヴォというのは昔のセゴビアの英雄なんだそうな。
セゴビアの街の広場に立つフアン・ブラヴォ像英雄というからには、銅像の一つや二つはあるよね。下の画像はセゴビアの聖マルティン広場に立つフアン・ブラヴォ像。このフアン・ブラヴォさんは何をした人物なのか。彼は昔のスペインの反乱の指導者だった。ちょいと長くなるけど、画像の下にフアン・ブラヴォについて書いておくね。
西暦1500年、ネーデルラント南部(今のベルギー)で男の子が生まれた。その父方の祖父は神聖ローマ帝国の皇帝、祖母はブルゴーニュ公シャルル突進公の一人娘。母方の祖父はアラゴン王フェルナンド2世、祖母はカスティーリャ女王イサベル1世。
セゴビア大聖堂ハプスブルク家のスペイン王カルロス1世(皇帝カール5世)に対するコムネロスの反乱においては、このセゴビアの街でも戦いがあった。その戦いによって、西暦1520年にはセゴビアの大聖堂が破壊されてしまった。新しいセゴビア大聖堂の建設が始まったのは西暦1525年のことだった。そして西暦1768年、完成したセゴビア大聖堂が聖別された。
上の画像が今のセゴビア大聖堂の様子なんだけど、スペインで建設された最後のゴシック様式の大聖堂なんだそうな。その気品あふれる姿から、「貴婦人」とも称されるらしいよ。
チューロをかじりながら眺めたセゴビアの風景そんなこんなでセゴビアの街の坂道を登ってちょいと疲れたね。見晴らしの良いカフェで腰を下ろして、ちょいと休憩しよう。チューロをかじりながら、カフェ・コン・レチェを飲んでひと休み。チューロはスペイン独特の揚げドーナツ、カフェ・コン・レチェはカフェ・オ・レだね。
上の画像はそのカフェのテーブルからの眺めなんだけど、画像中央に塔が見えているのは聖マルティン教会。その教会の前にある聖マルティン広場に、さっき見たフアン・ブラヴォの像が立っていたというわけだ。
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