東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

スイスの夏 1995年7月


03. グリンデルヴァルド

ルツェルン湖のほとりのレストランで食事をすませ(スイスの物価は高い !! )、バスに乗ってやってきたのは、グリンデルヴァルド。

グリンデルヴァルド

  • 標高 1,034m。(当然ながら、標高 436mのルツェルンよりも涼しいわけだ。)
  • アイガー北壁の麓にある。
  • 日本語の通じる観光案内所があるらしい。(見かけなかったけど ... 。)

アルプスの山と氷河

アルプスの山 グリンデルヴァルドはアイガーの麓の街だ。一気に「アルプスへ来た !! 」という気にさせてくれる。

ホテルの部屋のテラスから見えるのは、アルプスの山々。その山の向こうには、雲の合間に氷河も見えている。

その氷の谷から流れ落ちてくる冷気が涼しい !! これでこそ、スイスまで来た甲斐があったというものだ。

関連書籍

参考になる・・・かもしれない本を探してみました。(本の題名をクリックすれば詳細が表示されます。)




テラスでスケッチ

部屋のテラスの椅子に腰をかけて、スケッチを始めた。

(え !! そんな趣味あったっけ ?? )

もちろん私に絵心があるわけではない。環境と偶然に触発されたわけだ。

ルツェルンの湖のほとりを歩いていたときのことだが、御婦人がベンチに腰を降ろしてスケッチをしていた。単純にも私は「なるほど、スイスに来たらスケッチや !!」と思ったわけだ。

更に偶然が背中を押す。ルツェルン市内のロイス川の岸辺を歩いていると、ある店の看板が目に入った。画材屋さんだ。これみよがしに、スケッチ・ブックや色鉛筆が並べられている。もちろん、即座に買った。

(そりゃ、同じ偶然にたくさんの観光客がひっかかっとるで。)

アルプスで数枚のスケッチを描いた私は、ロンドンに戻ってからも時折スケッチ・ブックを持って旅行するようになった。しかし、私の作品 (??) を見た母の一言は、「小学生のスケッチやな ... 」。それから、私はスケッチ・ブックを手に旅をしなくなった。芸術家を育てるには、環境と偶然だけでは充分ではない。

アルプス

というのは後の話。ともかく目の前のアルプスだ。スケッチをしている間に雲が流れ、次第に晴れ上がってきた。目の前にはアルプスの景色が広がる。

グリンデルヴァルドから見たアルプス

素晴らしい景色のグリンデルヴァルド。しかし、土産物屋の並ぶ街の通りには、観光客があふれかえっている。まるで、夏の軽井沢だ。

(おいおい、キミは軽井沢へ行ったことが無いやろ !!)

景色は素晴らしい。しかし、私はグリンデルヴァルドという街は好きではない。(ついでながら、旅からの帰路にはインターラーケンにも立ち寄った。そちらも同じく好きではない。)

ここは単に旅の中継点にすぎない。この旅のお目当ての場所は更に先にある。

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索



次のページ
前のページ

関連書籍

参考になる・・・かもしれない本を探してみました。(本の題名をクリックすれば詳細が表示されます。)




姉妹サイト 「イタリア三昧+マルタ」



イタリアとマルタに興味のある方は、姉妹サイト「イタリア三昧+マルタ」をチェックしてみてくださいね。ローマフィレンツェナポリピサアマルフィなどイタリア各地、マルタ島とゴゾ島の入門編聖ヨハネ騎士団にゆかりのマルタを尋ねた旅行記を集めました。


姉妹サイト 「ヨーロッパの歴史風景」



ヨーロッパに興味のある方は、この「ヨーロッパ三昧」の姉妹サイトである「ヨーロッパの歴史風景」(先史・古代編中世編近世編近代・現代編)にも行ってみてくださいね。


Copyright (c) 2000-2001 Tadaaki Kikuyama
All rights reserved
このサイトの画像 及び 文章などの複写・転用はご遠慮ください。