東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

冬景色のトルコ
(1997年12月 - 1998年1月)


06. パムッカレ (トルコ、小アジア)

ペルガモン王国と古代ローマ時代の遺跡ヒエラポリスから、バスに乗って10分ほど。大きな駐車場で下車。ちょっと歩いて、次の目的地に到着。

ようやく雨も上がってくれた。今回の旅では、ずっと雨が降り続けていたんだ。誰の行いが悪かったんだか ... 。

パムッカレの白いテラス(トルコ、小アジア)

パムッカレの石灰棚と小アジアの山々(トルコ、小アジア) とうとう、やって来ました、「パムッカレ」(日本語では「錦の城」)。山の斜面に白いテラスが広がっている。

と言っても雪じゃない。石灰華で出来た石灰棚なんだ。

このあたりに湧き出る温泉には石灰分が含まれている。そのお湯が斜面を流れる間に、炭酸カルシウムが冷えて固まる。それが積み重なって出来たのが、このパムッカレの白いテラスというわけだ。

関連書籍

参考になる・・・かもしれない本を探してみました。(本の題名をクリックすれば詳細が表示されます。)




パムッカレの白いテラスを歩く(トルコ、小アジア)

パムッカレの石灰棚を歩く(トルコ、小アジア) この石灰棚の一部は、観光客にも開放されていて、その上を歩くことも出来るんだ。

もちろん私も歩いてみた。靴と靴下を脱いで、ジーンズの裾を捲り上げてね。お湯も温かくて気持ち良い。というのも泉源の近くだけ。遠くなると冷たいんだ。

パムッカレの白いテラスを歩いてみるとわかるんだけど、ところどころ黄色く変色していたり、緑のカビが生えていたりする。というのも、最近は湧き出る温泉の水量が減っているからなんだって。

パムッカレの石灰棚(トルコ、小アジア)

そこで、パムッカレの白いテラスを守るために、観光客が足を踏み入れることが制限されちゃったんだ。保存のためには仕方が無いね。

観光ガイド・ブックや絵葉書などには、広い石灰棚で遊ぶ人々の様子が紹介されていたりするんだけど、あれは過去の話みたい。

パムッカレの石灰棚遠景(トルコ、小アジア)

パムッカレを見下ろすカフェのテーブルに腰を下ろし、チャイを飲む。白い石灰のテラスの下には、パムッカレの街。はるかかなたには小アジア(アナトリア)の山々。冷たい風を我慢してでも、眺める価値のある風景だね。

バスに乗り込む前に、駐車場のトイレで用を足す。ところがドアに鍵がかからない ... 。家内が用を済ませる間、私は守衛の役をおおせつかることになった。

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索


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