東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

冬景色のトルコ
(1997年12月 - 1998年1月)


13. カッパドキア - ギョレメの奇観 (トルコ、小アジア)

ゼルヴェに続き、ギョレメに到着したのが4時前。凍てつく寒さは厳しいけれども、ここでくじけるわけにもいかないよねえ。(今にして思えば、真冬のカッパドキアの寒さは、真冬のアイスランドにも負けてないね。)

ギョレメで見た雪の中の岩窟教会
(トルコ、カッパドキア)

現在は野外博物館となっているギョレメは、カッパドキアの中でも岩窟教会が多く残っている場所なんだ。

その岩窟教会の中には、多くの聖画が残っている。でも、内部は真っ暗な上にフラッシュ禁止だから、撮影が難しいんだけどね。私も高感度フィルムまで使って試してみたけど、まともな写真は撮れなかった。

カッパドキア - ギョレメで見たサンダルの教会(トルコ、小アジア)
カッパドキア - ギョレメで見た雪の中の教会(トルコ、小アジア)
左の画像は「サンダルの教会」。トルコ語では「チャンクル・キリセ」と言うらしい。教会の中のフレスコ画に描かれている使途たちがサンダルのようなものを履いているところから、そう呼ばれている。

夕方になって、気温が更に下がってきた。ますます雪も激しく降っている。石の階段も凍りついている。滑って転ばないように、足許を注意深く見ながら、ゆっくりと歩く。

その階段の踊り場までたどりつき、少しほっとして顔を上げた。雪に覆われたギョレメの風景(下の画像)の美しさに、あたらめて気がついた瞬間だ。

カッパドキア - ギョレメの風景(トルコ、小アジア)

関連書籍

参考になる・・・かもしれない本を探してみました。(本の題名をクリックすれば詳細が表示されます。)




ホテルへ

ギョレメを出発したのが5時過ぎ。ホテルに到着したのが5時半。6時半からいつものビュッフェ・スタイルの夕食。私の飲み物は白ワイン。家内はアイランを飲んでいる。

「アイラン」というのは、ヨーグルトを水で割ったような飲み物。私も一口飲んでみたが、カルピスを牛乳で割って、甘さを除いたようなもんだな。身体に良さそうだ。

アップル・ティーとトルコ・コーヒーで締めくくった後、ホテルの売店で買い物。10枚で2ドルの絵葉書と、それを日本へ送るための切手を買う。

部屋に戻り、両親宛に絵葉書を書く。こう見えても私は旅に出る度に絵葉書を書いて送っている。このトルコの旅の時点で日本を出て4年半。その間、親孝行のかけらもしてないから、せめて絵葉書くらいは書かないとね。

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索


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