略年表 - 11.
ケマル・アタテュルクとトルコ共和国

• 1920年、アンカラでトルコ大国民会議が開催された。議長に選ばれたのは、ムスタファ・ケマル・パシャ（後のケマル・アタテュルク）だった。
  
  
• 1922年、列強の支持を得てトルコに侵攻していたギリシャ軍を、ムスタファ・ケマル・パシャの民族解放軍が打ち破り、トルコはセーヴル条約を破棄した。また、スルタン制が廃止された。
  
  
• 1923年、トルコが列強とローザンヌ条約を締結した。メフメット6世が海外に亡命し、ムスタファ・ケマル・パシャがトルコ共和国の初代大統領に就任した。
  
  

  ケマル・アタテュルク（ムスタファ・ケマル・パシャ）の肖像 右の画像は、トルコの切手に印刷されているケマル・アタテュルク（ムスタファ・ケマル・パシャ）の肖像。 彼の肖像は、トルコの紙幣にも印刷されている。

  
  同年、トルコの首都がアンカラに移された。
  
  
• 1924年、オスマン・トルコにおいてカリフ制が廃止。
  
  
• 1925年、ケマル・アタテュルクの命により、メヴラーナ教団が解散させられた。
  
  同じ年、一夫多妻制の廃止、トルコ帽子（フェズ）の禁止、民法・刑法・商法の制定などが行われた。
  
  他方で、クルド族の反乱も起こっていた。
  
  
• 1928年、ラテン文字（ローマ字）が採用された。
  
  
• 1932年、トルコは国際連盟に加盟した。
  
  
• 1934年、トルコ国会がムスタファ・ケマル・パシャに「アタテュルク」の尊称を贈った。
  
  
• 1938年、トルコの英雄ケマル・アタテュルクが死去。
  
  

  ケマル・アタテュルク廟（トルコ、アンカラ） 右の画像は、ケマル・アタテュルク廟（トルコ、アンカラ）。

  
  
• 1945年、トルコがドイツ・日本に宣戦を布告した。
  
  
• 1951年、トルコが北大西洋条約機構（NATO）に加盟した。
  
  

関連書籍 参考になる・・・かもしれない本を探してみました。（本の題名をクリックすれば詳細が表示されます。） 『トルコ民族の世界史』 坂本勉／慶應義塾大学出版会 『トルコの旅 歴史と生きる人と街』 田沼武能／NTT出版 『イスタンブール 三つの顔を持つ帝都』 ジョン・フリーリ／NTT出版 『イスタンブール 食彩紀行 食を愛する人々が暮らす街』 小林カツ代／ベネッセコーポレーション 『トルコ 世界の食文化9』 大塚滋／農山漁村文化協会 『来て見てトルコ 遺跡めぐり』 小林けい／凱風社 『トルコ 東西文明交流の地』 吉村作治／平凡社 『オスマン vs. ヨーロッパ』 新井政美／講談社 『オスマン帝国とイスラム世界』 鈴木董／東京大学出版会 『オスマン帝国の栄光』 テレーズ・ビタール／創元社 『タイルの美 ＜ 2 イスラーム編＞』 岡野智彦／TOTO出版 『絨毯のある暮らし』 バーティ・フィリップス／千毯社

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