アントワープで食べたムール貝アントワープのノートルダム大聖堂でバロックの画家ルーベンスの絵を見て、わざわざここまでやって来た目的は達した。でも、せっかく来たんだから、もっとアントワープを見て歩きたいよね。その前にまずはお昼を食べようと雨の中を歩く。ガイドブックで見た店を目指して歩いたんだけど、あいにくと店はもぬけの殻だった。つぶれちゃったのかな。しかたない。その辺の店に入ろう。雨は降っているし、寒いし、お腹は空いちゃったし。
というわけで入った店で食べたのが、灰色エビのサラダ、ムール貝のワイン蒸し(上の画像)、フィッシュ・スープ、牛肉のビール煮。どれもベルギーの名物料理なんだけど、とっても美味しかったよ。特にムール貝のワイン蒸しは 1kg がぺろりと消えていったね。同じくベルギー名物のビールも美味しかった。
アントワープのマルクト広場、市庁舎、ブラボー像美味しいベルギー料理に満足し、店を出た。雨はまだ降り続いているけれども、くじけずにアントワープ市内の通りを歩く。すぐに到着したのは、下の画像にあるマルクト広場だ。
上の画像の左側に見えているのは、西暦1561年に着工、西暦1564年に完成したという市庁舎。ちょうどベルギーやオランダにジャン・カルヴァンの思想が広がり、ローマ・カトリックの擁護者ハプスブルク家とプロテスタントとの対立が激化しつつある時期の建物というわけだね。 アントワープの肉屋のギルドハウスマルクト広場から歩いて 5分ほどのところには、肉屋のギルドハウスと呼ばれる建物(下の画像)がある。
この西暦1504年に完成(着工は西暦1501年)したという建物は、かつて肉屋のギルドの本部だったらしい。19世紀まではこの建物の中で肉の売買が行われていたんだそうな。今は工芸、武器などの博物館になっているらしいけどね。
アントワープ最古の建物ステーン城はルーベンスゆかり肉屋のギルドハウスから200メートルほど歩けば、アントワープで最も古い建物とされるステーン城(下の画像)に到着する。この13世紀初頭に築かれた城は、アントワープで初めて築かれた石造の城砦だったそうな。
西暦1520年頃には、ハプスブルク家の皇帝カール5世(スペイン王カルロス1世)によって改築されたらしい。その後、西暦1549年にはアントワープ市の所有となり、西暦1823年まで刑務所になっていたんだそうな。
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