東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

旅行記 「アルザスとストラスブール (フランス)」

10. ストラスブールで出会った動物たち

色々あって ・・・ ストラスブールの水辺を散歩

今朝はホテルからタクシーに乗って9時前に出発。すぐにストラスブール駅に到着。駅の地下にある商店街に向かう。まだ店は閉まっているけれども、銀行のキャッシュ・ディスペンサーを発見。キャッシュ・カードを入れてお金を出す。

私はフランスの銀行に口座を持っているわけじゃない。当時住んでいたロンドンでイギリスの銀行に口座を持っていたんだ。そのイギリスの口座のキャッシュ・カードを使ったわけだ。もちろん出てくるお金はポンドじゃないよ。お金を下ろす国のお金が出てくるんだ。両替よりも便利だよね。

次はストラスブール駅の窓口だ。ナンシーまでの往復のチケットを買おう ・・・ としたんだけど、窓口のおじさんが言うには、次のナンシー行きの列車は12時20分発だと ・・・。え、10時前の列車があるはずなんだけど ・・・。フランスの国鉄のストライキの影響でかなりの列車がキャンセルされているんだそうな。

フランス東部アルザス地方の中心ストラスブールの水辺の白鳥たち

仕方ないね。予定を変更してストラスブール市内を流れるイル川のほとりを散歩することにした。そこで出会ったのが上の画像の白鳥たち。私に食べ物を期待しているみたい。でも、ごめんね。食べ物は何も持っていないんだ。

そんなイル川の向こう岸には中世を思わせる古い家々。中には傾いている建物もある。古い家々が寄り添って支え合いながら生き延びているみたいだな。

ストラスブールの水辺の子犬たち

そこへ2匹の子犬が走ってきた。立ち止まった子犬たち。その目線の先には川面に浮かんだボール。そのボールを拾おうとする子犬。サッカーをしたいのかな。でも、水に落ちてしまえば、サッカーじゃなくて水球になっちゃうけど ・・・。

フランス東部アルザス地方の中心ストラスブールの水辺の犬たち

そこへようやく追いついた飼い主らしい御婦人。慌てて子犬たちを抱き上げる。きっと彼女は水球が好きじゃないんだね。

ストラスブールの木組みの家の窓には猫

そんなイル川のほとりからストラスブールの古い街並みに入る。古そうな木組みの家々が並んでいる。

フランス東部アルザス地方の中心ストラスブールの窓辺の猫

そんな木組みの家の窓には猫。お日様の下の昼寝に飽きちゃったのか、家々を見上げながら歩く私たちを眺めていたよ。

白鳥たちにしても、子犬たちにしても、窓辺の猫にしても、このストラスブールでは動物たちがのんびりと生きているように見えるね。そんな街ではきっと人間たちも幸せに暮らしているに違いない。昔は戦乱に巻き込まれ続けたストラスブールだけど、今は平和を謳歌しているんだね。

ストラスブールには微笑ましい看板が多い

そんなストラスブールには、愉快で微笑ましくて可愛い看板が多いんだ。まぶしいほどのネオンが輝いているわけでもないし、でも絵を見ただけで店のイメージがわくような看板なんだ。

フランス東部アルザス地方の中心ストラスブールの街で見かけた看板

たかが看板といえばそれまでのことなんだけど、店の営業内容だけじゃなくて、この街の暮らし方まで示しているのかも。街を歩いて見かける動物たちや看板を見れば、人々の暮らしも見えてくるような気もするね。休息にさびれつつある私の郷里は旅人にどんな風に見えているのかな。


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