東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

旅行記 「アルザスとストラスブール (フランス)」

09. ストラスブールのレストラン 「オ・クロコディル」

ストラスブールのミシュラン星付きレストラン 「オ・クロコディル」

アルザス・ワインの村リクヴィールからタクシーに乗り、コルマールの駅に到着したのが17時40分。乗り込んだ列車は18時11分にコルマール駅を出発し、30分ほどでストラスブール駅に到着。駅前からタクシーに乗り込み、すぐにホテルに到着。

まずはホテルの部屋の風呂に入る。今日はコルマール、リクヴィールと歩き回ったから、その汗と埃を洗い流したいよね。入念にひげをそり、ディナー・ジャケットに着替えてホテルを出発。歩いて到着したのは、クレベール広場の脇の路地にあるレストラン「オ・クロコディル」。

フランス東部アルザス地方の中心ストラスブールにあるレストラン「オ・クロコディル」の店の前

このレストラン、店の名前の意味がワニなんだけど、上の画像に見えるように看板もワニになっている。玄関に入れば、頭の上にもワニの剥製。このワニの剥製は、昔の軍人がエジプト遠征の際に持ち帰ったものらしい。ちなみに、このストラスブールのレストラン「オ・クロコディル」はミシュラン三ツ星なんだ。(その後、星を一つ落としちゃったらしいけど。)

レストラン 「オ・クロコディル」でのディナー

さて、レストラン「オ・クロコディル」のテーブルに落ち着き、アペリティフを飲み、アミューズ・グールをつまみながら料理を選ぶ。ミシュラン三ツ星のレストランも久々だし、気合が入るよね。

まずは前菜にはオマール・エビのサラダ。家内はオマール・エビが加熱し過ぎだというけれども、私は気に入った。メインはフォアグラ・ソテーのトリュフ・ソース。陶器のポットから金色に輝くフォアグラと野菜が出てくる。軽く加熱されたフォアグラは弾けんばかりだし濃厚。そのエキスを吸ったジャガイモやカブなども美味かったね。

フランス東部アルザス地方の中心ストラスブールにあるレストラン「オ・クロコディル」で飲んだアルザスの白ワインのエチケット

料理に合わせたワインは当然ながらアルザスのワイン。前菜にはやや甘口のリースリング。メインには上の画像にあるトカイ・ダルザス(ピノ・グリ)。どちらも料理にぴったりだった。実はどちらも店のソムリエさんに選んでもらったもの。時にはソムリエに任せ切るのも新しい組み合わせの発見があって良いかもしれないね。

仕上げのデザートにはミュスカのワインのソルベとフルーツ・サラダ。ミュスカのソルベがブドウの形に盛り付けてあったんだけど、それを見て家内が喜んでいたよ。最後にエスプレッソで今夜のディナーを締めくくる。

今夜のレストラン「オ・クロコディル」のディナーなんだけど、もちろん全てのレベルが高かった。でも、期待したほどとは言えなかったんだ。但し、ソムリエ氏はとっても良かったね。ソムリエ氏が選んでくれたワインは、料理を更に美味しくしてくれたね。

夜のストラスブール大聖堂

ディナーを終えてレストランを出た。そのままホテルに戻るのも何だかもったいなくて、夜のストラスブールの街をちょいと散歩したんだ。

フランス東部アルザス地方にあるストラスブール大聖堂の夜景

そして上の画像は、夜のストラスブール大聖堂の様子。暗くて見難いんだけど、以外に人通りがあるんだね。このストラスブール大聖堂、今日はちら見だけなんだけど、明日か明後日にはじっくりと見て歩く予定。

スズランの花

そろそろホテルに戻ろうと交差点の赤信号を待つ。すぐ横に立つ若い男は、いくつものスズランの花束を持っている。フランスでは5月1日にはスズランの花を飾るものらしい。が、今日は売れ残ってしまったんだそうな。

では、スズランを一束もらおうかな。日本円にすれば150円ほど。おまけにもう一束くれたよ。

フランス東部アルザス地方の中心ストラスブールのホテルの部屋に飾ったスズラン

上の画像は、ホテルの部屋に戻ってコップに挿したスズランの花。私たちがロンドンに帰るまで咲いていてくれるかな。


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