ストラスブール大聖堂の中を歩くいよいよストラスブール大聖堂の中を歩く。下の画像は西側正面ファサードの内部なんだけど、バラ窓のステンド・グラスもあり、ゴシック様式の要素もはっきりと感じられるね。
ちなみに、西暦1524年にストラスブール大聖堂はプロテスタントの教会とされたんだそうな。その際にはカトリックの聖堂に見られる聖像などが破壊されたらしい。上の画像でもどことなく簡素な印象を受けるのは、そんな歴史のせいなのかな。
宗教画や聖像を好まないプロテスタントの教会は一般的に飾り気がないよね。対してカトリックの教会には宗教画や聖像が多い。例えばカトリックの総本山であるローマのサン・ピエトロ大聖堂ではミケランジェロのピエタやベルニーニのバルダッキーノ(天蓋)などを見ることが出来るわけだ。
ストラスブール大聖堂の後陣にある「ストラスブールの聖母」そして西暦1681年、フランス王ルイ14世太陽王がストラスブールを攻略した。その翌月には、ルイ14世はストラスブール大聖堂でミサを行い、この大聖堂は再びカトリックの手に戻ったんだそうな。(下の画像は大聖堂後陣の様子。)
このストラスブール大聖堂は当初ロマネスク様式で着工され、後にシャルトル大聖堂関係者のアドバイスによってゴシック様式に変更されたんだけど、上の画像にある後陣部分はロマネスク様式で工事が行われた時期に建てられているんだ。だから、窓も小さくて後陣内部はかなり暗いよね。
ストラスブール大聖堂の天使の柱ストラスブール大聖堂の中を歩き、やって来たのは南翼廊。そこに立っているのが、下の画像にある「天使の柱」。この柱は「最後の審判」を表現している ・・・ らしい。よくわかんないけど。
この南翼廊はゴシック様式に切り替えられた後に建てられた部分なんだ。窓も多く、ステンド・グラスも多用されていて、ゴシック様式の要素がはっきり出ているよね。
ストラスブール大聖堂の天文時計そしてこのストラスブール大聖堂の最大のお宝は、天使の柱のすぐ横にある天文時計(下の画像)かな。16世紀に作られたものなんだそうな。但し、内部の時計本体は19世紀に新しくされたらしい。
この天文時計は、仕掛け時計にもなっていて、毎日12時半に人形たちが動くようになっている。その仕掛けを見るためには、12時前には一旦大聖堂の外へ出て、南翼廊の外で行列に並び、入場料を払ってあらためて中に入るという手間をかけなきゃいけないんだ。
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