パリの地下鉄近所のスーパーで明日の朝食や飲み物を買い、アパルトマンに戻る。風呂に入って身支度を整え、アパルトマンを出発。
すぐ近くにある地下鉄のピラミッド駅(上の画像)から電車に乗り込む。チケットはカルネ(回数券)だ。個人旅行でパリを歩き回るには、カルネは必需品だね。駅で買えるし。
ちなみに、パリの地下鉄の料金(西暦2010年11月から)なんだけど、普通のチケットが 1.70ユーロ。10枚つづりのカルネは 12ユーロ。やっぱりカルネ(回数券)が経済的だよね。
夕暮れのシテ島とノートルダム大聖堂ピラミッド駅から乗った電車をパレ・ロワイヤル駅で降り、そこで乗り換えて二つ目のポン・マリー駅で地下鉄を降りる。地上に出て、マリー橋を渡れば、そこは サン・ルイ島だ。その小さなサン・ルイ島を南に抜けて、セーヌ川にかかるトゥールネル橋を渡る。その橋の上から西を向けば見ることのできる風景が下の画像。
すぐ前を流れるセーヌ川の向こうに見えているのがシテ島。夕暮れのシルエットになろうとしている建物が、ノートルダム大聖堂だね。
昼過ぎにパリに到着した時には雨が降っていたんだけど、今は暗くなった空に晴れ間も見え始めている。明日は晴れてくれるかな。
パリの老舗のレストラン「トゥール・ダルジャン」に到着パリのセーヌ川にかかるトゥールネル橋の一つ東側にあるシュリ橋。その橋の南側のたもとにあるのが、下の画像にあるビル。
今夜のディナーは、このビルの中にある老舗のレストラン「トゥール・ダルジャン」に予約してあるんだ。
トゥール・ダルジャンでディナーさて、久々のパリで久々に名のあるレストランでディナーだ。店に入るにも、ついつい気合が入っちゃうね。ビルに入ると、丁寧な対応のスタッフに迎えられ、エレベーターに乗り込む。そのエレベーターの係によれば、いつも店は満席だと。ここで食事をするには、数ヶ月前には予約することが必要だそうな。私たちもそう思って3ヶ月前に予約したんだけどね。誇らしげな係に見送られ、エレベーターを降り、店に入る。下の画像が、老舗のレストラン「トゥール・ダルジャン」の店内の様子だ。
前菜に選んだのは、トゥール・ダルジャンの名物料理の一つと聞く川カマスのクネル アンドレ・テライユ風。ワインは大好きなアルザスのリースリンクを合わせてみた。
トゥール・ダルジャンの鴨のナンバーさて、その老舗のレストラン「トゥール・ダルジャン」で私たちが食べた鴨のナンバーは、918,823羽目だった。食事を終えて店を出る前にカードを渡してくれるんだけど、そのカードに食べた鴨のナンバーが書いてあるんだ。その鴨のナンバーをカウントし始めたのは、西暦1890年からだそうな。西暦1921年には、即位前の皇太子当時の昭和天皇がこのセーヌ川のほとりのトゥール・ダルジャンで食事したらしい。その際の鴨のナンバーは 53,221羽目だったそうな。 そんな歴史ある老舗のレストラン「トゥール・ダルジャン」は、長くミシュランの三つ星だった。というか、パリのミシュラン三つ星と言えば「トゥール・ダルジャン」が代表的な店の一つだった。 でも、西暦1996年には二つ星になっちゃった。私たちがトゥール・ダルジャンで食事した時点で二つ星だったんだ。更に西暦2006年には一つ星にまでなってしまったらしい。 でもね、少なくとも私たちが食事した時、トゥール・ダルジャンは素敵なレストランだった。料理は美味しかったし、ワインも良かった。内装もスタッフも、そして景色も良かった。私たちは満足して店を出ることが出来たというわけだ。
地下鉄に乗ってアパルトマンに戻るレストラン「トゥール・ダルジャン」を出て、セーヌ川のほとりを少しだけ歩き、地下鉄(下の画像)に乗り込む。
住み慣れたロンドンでも夜遅くには地下鉄に乗らないようにしているんだけど、夜のパリはどうなんだろうね。
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