東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

旅行記 「ニース・エズ・モナコ公国とロンドン」

24. モナコ大公宮殿

モナコ大公宮殿

モナコ公国の岩に登り、モナコ・ヴィルに到着すると、まず眼に入るのは下の画像にある大公宮殿だね。

モナコ公国の大公宮殿は故グレース・ケリー大公妃ゆかり

上の画像の右上に見える塔の上に旗が翻っているでしょ。ここに旗があるということは、モナコ大公が大公宮殿にいるということなんだそうな。

モナコ大公宮殿の衛兵

そして下の画像は、モナコ大公宮殿の衛兵。毎日11時55分になると、この宮殿の前で衛兵交代を見ることができるらしいよ。

モナコ公国の大公宮殿の衛兵

衛兵交代といえば、イギリスの首都ロンドンバッキンガム宮殿が名高いし、多くの観光客の人気を集めるよね。このモナコ公国の大公宮殿の衛兵交代にも観光客が集まるらしく、良い場所で見たければ30分前には来た方が良いんだそうな。

モナコ大公宮殿と大公妃グレース・ケリー

西暦1956年にハリウッド女優グレース・ケリーとモナコ大公レーニエ3世が結婚したんだけど、その際には結婚式が2回挙行されたらしい。その最初の結婚式はこの大公宮殿で、次はモナコ大聖堂で挙行されている。

モナコ公国の大公宮殿は故グレース・ケリー大公妃ゆかり

このモナコ大公宮殿は、そんな大公妃グレース・ケリーが選んだ色調をベースにご主人のモナコ公国レーニエ3世大公が改装したんだそうな。ちなみに、今のモナコ公国の大公はお二人の息子さんで西暦2005年に即位されたアルベール2世となっている。

ところで、ちょいと横道に逸れるんだけど、フランス南部プロヴァンス地方レ・ボー・ド・プロヴァンスという岩山の上の城跡のある街がある。そのレ・ボーの街の元々の支配者ボー一族は15世紀に断絶した。ところが、西暦1642年にレ・ボー侯爵という爵位がモナコ大公家に与えられ、以後はモナコ大公家がレ・ボー侯爵位を継承してきたんだそうな。そして今はモナコ大公アルベール2世がレ・ボー侯爵を兼ねているんだ。

モナコ大公宮殿の前の広場と土産物屋さん

そんなモナコ公国の大公宮殿の前は、下の画像のような広場になっている。今は観光客も少ないけど、夏の観光シーズン、それも11時55分の衛兵交代の前には、もっと多くの観光客が集まるだろうね。私はその衛兵交代を見たことがないんだけど。

モナコ公国の大公宮殿の前の広場

ちなみに、上の画像に見える広場の向こうの建物には、土産物屋さんが並んでいたりする。モナコ公国の様々な土産物を売っているんだけど、私が前回のモナコ公国の旅で買ったお宝は、故グレース・ケリー大公妃の結婚の際の記念切手などのシートなんだ。土産物屋さんで探せば、まだあるかもしれないね。


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