東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

旅行記 「ニース・エズ・モナコ公国とロンドン」

30. 大英博物館で見た古代エジプト

大英博物館で見たロゼッタ・ストーン

イギリスの首都ロンドンにある大英博物館の古代エジプト関係の展示の中で特に人気が高いのが、エジプトで発掘されたロゼッタ・ストーン(下の画像)だね。

イギリスの首都ロンドンの大英博物館で見た古代エジプトのロゼッタ・ストーン

この古代エジプトの法律を記したロゼッタ・ストーンは、西暦1799年にエジプト遠征中のナポレオン指揮下のフランス軍部隊が発見したんだそうな。ところが、エジプトでフランス軍が敗れ、ロゼッタ・ストーンはイギリス軍に引き渡された。そして西暦1801年にイギリス王ジョージ3世がロゼッタ・ストーンを大英博物館に寄贈したんだそうな。

ついでながら、このロゼッタ・ストーンを発見することになったナポレオンのエジプト遠征軍の中には、後にフランスで小説「三銃士」を新聞に連載したアレクサンドル・デュマ・ペールの父親も従軍していたんだそうな。但し、ナポレオンを批判してフランスに送り返され、その途中で難破してナポリで捕虜になったらしいけどね。アレクサンドル・デュマ・ペールも波乱の人生を歩んだけど、その父の人生もドラマティックだったみたい。

大英博物館で見たラムセス2世の坐像

続いて大英博物館の古代エジプト関連の展示で印象的なのは、現在も見ることの出来る様々な足跡を残し大王とも呼ばれる古代エジプトのファラオ ラムセス2世の坐像(下の画像)かな。

イギリスの首都ロンドンの大英博物館で見た古代エジプトのファラオ ラムセス2世

この古代エジプトのファラオは、小アジアに栄えていたヒッタイトと戦って勝利を得ている。また、多くの観光客を集めるエジプトのアブシンベル神殿を築いたのもこのラムセス2世だった。

大英博物館で見たアメンヘテプ3世像の頭部

続いては、同じく古代エジプトのファラオだったアメンヘテプ3世の像の頭部(下の画像)かな。このファラオは周辺諸国と友好的な政策を採り、古代エジプトの植民地支配の最盛期をもたらしたんだそうな。

イギリスの首都ロンドンの大英博物館で見た古代エジプトのファラオ アメンヘテプ3世

このアメンヘテプ3世の像の特に印象的な点は冠なんだそうな。上の画像に見える冠は、上エジプトの冠と下エジプトの冠の二つを組み合わせたもの、つまりアメンヘテプ3世は統一エジプトのファラオであることを示す冠なんだそうな。

大英博物館で見た古代エジプトの農耕模型

そして大英博物館の古代エジプト関連の展示で興味深いのが下の画像。これは古代エジプトの農耕の模型なんだそうな。

イギリスの首都ロンドンの大英博物館で見た古代エジプトの農耕模型

古代メソポタミアや古代エジプトで始まった農耕・牧畜がブリテン島(イギリス)にまで広がったのは紀元前5000年頃だったらしい。


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