東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

スコットランドの旅(イギリス)

06. フェリーに乗ってスカイ島へ

ハイランドの海辺からフェリーでスカイ島

アイリーン・ドナン城から海岸の道を西へと走り続け、スコットランド西部ハイランド地方の海辺の街カイル・オブ・ロッハルシュに向かう。

ハイランドのカイル・オブ・ロッハルシュからスカイ島へ渡るフェリーの上(スコットランド、イギリス)

カイル・オブ・ロッハルシュの船着場から、フェリーに乗ってスカイ島に渡る。上の画像はそのフェリーの甲板の様子。

カイル・オブ・ロッハルシュからスカイ島へのフェリーは廃止

上に書いたのが、カイル・オブ・ロッハルシュからスカイ島に渡るフェリーのことだった。が、西暦1995年にはスカイ島とスコットランド本土との間に橋がかけられたんだ。でも、当初は橋の通行料金が高く、その結果としてフェリーの利用者もさほど減らなかった。

しかし、西暦2004年にスカイ島の橋がスコットランド政府の所有となり、通行も無料になった。その後、カイル・オブ・ロッハルシュとスカイ島を結ぶフェリーは廃止されたというわけだ。

但し、スコットランドのマレイグやグレネルグからスカイ島へ向かうフェリーはあるらしい。橋ではなく、フェリーで行きたいという方は、そちらが良いかもしれないね。

スカイ島の峠でひと休み

予約したホテルのあるスカイ島の中心となる街ポートリーへ向かう道は、おおむね海岸沿いを走っている。例外は、峠を越えたことが一度だけ。その峠からは、島と海を見渡すことが出来るんだ。ここで休憩にしよう。峠の上の広々とした場所に車を停める。

スコットランドのスカイ島の峠で休憩(イギリス)

その峠からの眺めが上の画像。小さな椅子とテーブルを並べ、コーヒー(インスタントじゃないよ)を飲みながら、景色を眺める。旅に出て良かったと思う瞬間だよね。

スカイ島に来る前にガソリンも補給、ついでに非常用食料・毛布

ところで、私が乗っていたのは、けっして高級ではない普通の乗用車だった。が、生意気にも無鉛スーパー・ハイオクのガソリンを食う。ところが、この手のガソリンのあるガソリン・スタンドがハイランドの奥地には少なかったんだ。

ハイランドの奥地で見かけたガソリン・スタンドの中には、古ぼけた給油機が一つだけ、あるいは二つしかないなんてのもあった。間違っても無鉛スーパー・ハイオク・ガソリンはありえない。というわけで、ちょいと大きなガソリン・スタンドを見かける度にこまめに給油していたというわけだ。

しかも、車のトランクには、ガソリンを入れたポリ容器も積んでいたりしたんだけどね。ともかく今日のところはスカイ島に渡る前にたっぷりと給油したから安心だ。

ついでながら、私たちはスコットランド奥地で遭難した場合の用意もしていたよ。非常用の食料として、水やビスケットを車に積んでいたんだ。道に迷うかもしれないし、車が故障するかもしれないし、ガソリンが無くなるかもしれないからね。

加えて必需品は毛布。8月とはいえスコットランド奥地は寒い。この旅行記の画像の中の私たちの服装を見れば、とても夏の8月とは思えないでしょ。ロンドンでさえ8月に寒いことがあるんだから、ましてやスコットランドならばなおさらだよね。

スカイ島の中心となるポートリーの街

やがてポートリーの街に到着した。小さな入り江の港町。ホテルからは港を見下ろすことができる。

そのホテルのレストランで夕食だ。エビを注文したところ、食べきれないほどの量が出てきた。しかも、新鮮で美味い。漁港の近くのホテルに泊まったのは正解だったね。さほど評判の良くないイギリス料理だけど、新鮮な材料を使い、余計な手間をかけず、緑色や空色に輝く奇妙なソースを使わなければ、料理も美味いわけだ。


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