東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

ロンドンの風景(イギリス)

バッキンガム宮殿と衛兵 (ロンドン)

バッキンガム宮殿の衛兵交代を見ていない・・・

ロンドンのバッキンガム宮殿の衛兵(イギリス) ロンドンに遊びに来る観光客にとって、アイドル的な存在ともいえるのが、バッキンガム宮殿の衛兵(右の画像)だよね。特に衛兵交代はロンドンを訪れる殆どの観光客にとってロンドン観光の目玉みたいなもの。

ところが、ロンドンで7年余りを過ごした私は、バッキンガム宮殿の衛兵交代を見たことが無いんだ。ロンドンに遊びに来た私の両親や家内の両親、それに私の幼馴染みは、家内の案内で見に行っているんだけどね。

もちろん、私もバッキンガム宮殿までは行ったことがある。衛兵だって見たことはアル。が、宮殿前にずらっと並んだ多くの観光客の姿を見ると、そこで気力がなえて立ち去ってしまったというわけだ。

つまり、日本人に限らず、世界各地から訪れる観光客に人気が高いのが、セント・ジェームズ・パークグリーン・パークにも近いバッキンガム宮殿の衛兵交代なんだよね。

ついでながら、衛兵交代ならば、他の場所でも見ることができるよね。例えばフランス南部ニースから近いモナコ公国にあるモナコ大公宮殿でも毎日11時55分に衛兵交代が行われ、人気を集めている。ちなみに、このモナコ大公宮殿はあの元ハリウッド女優の大公妃グレース・ケリーの趣向を活かしてご主人のレーニエ大公が改装したものなんだそうな。今はお二人ともモナコ大聖堂で眠っているけど。

ちなみに、イタリアの首都ローマサン・ピエトロ大聖堂などはスイス衛兵が警護しているね。彼らも衛兵交代をするのかな。残念ながら私は知らないんだけど。

イギリス王室の公式な宮殿がバッキンガム宮殿

さて、そのバッキンガム宮殿の話。1703年にバッキンガム公爵によって建設されたんだそうな。その後、イギリス王室によって買い取られた。

ロンドンのバッキンガム宮殿(イギリス)

西暦1837年にはヴィクトリア女王がバッキンガム宮殿に移り住んだ。それ以来、イギリスの首都ロンドンにあるバッキンガム宮殿はイギリス王室の公式な宮殿となっているんだそうな。

そんなバッキンガム宮殿を歴史上の様々な人物が訪れている。例えば西暦1872年にロンドンを訪れた日本の岩倉使節団もやって来た。但し、彼らが最初にやって来たのは夏だったんだけど、ヴィクトリア女王は避暑の為に不在だった。12月にあらためて訪れた際には拝謁できたらしい。

西暦1883年にはヴィクトリア女王の曾孫もやって来た。ドイツ帝国の最後の皇太子となったヴィルヘルム・フォン・プロイセンのこと。彼は女王の娘の孫にあたる人物だった。やがて第1次世界大戦末期のドイツ革命によって亡命を余儀なくされることになる。

昔のイギリス王家の宮殿は ・・・

ついでながら、それ以前のイギリス王家の皆さんはどこに住んでいたのか。基本的には、ビッグ・ベンや国会議事堂として有名なウェストミンスター宮殿エドワード懺悔王の時代からの王家の宮殿だったらしい。テムズ川のほとりにロンドン塔を築いたイングランド征服王ウィリアム1世も、そのロンドン塔に住んだ時期もあったものの、後にウェストミンスター宮殿に移っている。

でも、王妃キャサリンとの離婚とアン・ブーリンとの再婚問題で騒ぎを引き起こしたイングランド王ヘンリー8世以後は、ロンドン郊外のハンプトン・コート宮殿などに住んだみたいだね。

名誉革命の後にイギリス王となったウィリアム3世とメアリー2世は、ケンジントン宮殿に住んだらしい。そのケンジントン宮殿の庭園ケンジントン・ガーデンズとして公園になっているね。私の気に入りの散歩の場所なんだ。

バッキンガム宮殿の衛兵交代と観光客

そんなバッキンガム宮殿の衛兵交代が下の画像。もちろん、衛兵交代を見ていない私が撮ったのではなくて、何度も衛兵交代を見ている家内の撮影なんだけどね。

ロンドンのバッキンガム宮殿の衛兵交代(イギリス)

上の画像の中にも写っているけど、道路の向こう側には多くの観光客がいるでしょ。こんな状況の中で撮影場所を確保するのも大変なんだそうな。見やすい場所を確保する為には、早く行って待っていなきゃいけないらしい。

その衛兵交替だけど、夏は毎日、それ以外の季節には隔日に行われるらしい。始まるのは 11時半頃からだって。しかし、雨天中止だというから、秋から冬にかけての雨の多いイギリスじゃ、しょっちゅう中止になっちゃいそうだよね。

イギリスへ来てロンドンでバッキンガム宮殿の衛兵交代を見るならば、天気予報をしっかりチェックして観光の日程を組まなきゃいけないね。


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