東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

旅行記「ゴールウェイとアラン島(アイルランド)」

09. アラン島から飛行機

アラン島からどうやって帰るか ・・・

一昨日のことだけど、ダブリンから列車でゴールウェイに到着してすぐにアラン島までの船のチケットを買った。それも往復のチケットだね。ところが、アラン島から船で帰るのはどうしてもいやだという。ゴールウェイからの船での苦しみがよっぽと辛かったみたいだね。

ま、確かに家内は苦しんでいた。船はいやだというのも無理はない。で、ガイドブックを調べたところ、アラン島からゴールウェイまで飛ぶ飛行機の便もあるみたい。その飛行機会社のオフィスに電話してみたところ、17時の飛行機ならば席があるとのこと。では、それでお願いしよう。

キルロナン村でアラン・セーターを買った店の女主人が勧めていたカフェでお茶を飲み、ケーキを食べてちょいと元気を回復。さて、そろそろ行くか。ポニー馬車(もちろん御者は小柄だ)を雇い、昨夜の宿に預けていた荷物を受け取り、空港に向かう。

アラン島の小さな飛行場(アイルランド)

やがて眼にした上の画像の風景。牧場の上を飛行機が飛んでいる ・・・ ように見えるかもしれない。でも、これがアラン島の唯一の空港なんだ。

アラン島から飛行機

金網で囲まれた小学校ほどの土地、その中にあるバラック。それが空港ビルだった。中には受付、兼 連絡係、兼 雑用係のお姉さんが一人だけ。彼女が搭乗手続きを済ませてくれた。その搭乗手続きの中には、荷物のみならず乗客の体重を計り、それを記録するという作業もあったよ。あのお姉さん、乗客全員の体重と荷物の重さを合計するんだろうな、きっと。

飛行機への搭乗を待つ間、お姉さんはコーヒーを淹れ、ビスケットを出してくれた。忙しそうなのに親切なお姉さんだね。有り難う。

アラン島から乗り込んだ飛行機の外観(アイルランド)

やがて飛行機(上の画像)に搭乗する時間となった。タラップなんてない。ビール瓶のケース(かな・・・)を踏み台にして乗り込むんだ。しかも、最後に登場した私は、飛行機のドアを閉めてロックする役割を仰せつかった。とんでもない大役だぞ。

アラン島から離陸した飛行機の内部

間もなく離陸した飛行機の内部の様子が下の画像だ。操縦士が1人、乗客は私たちを含めて9人。そのうちの1人(下の画像に見える女の子)は副操縦士席に座っている。(そんなことが許されて良いのか ・・・ 。)

アラン島から乗り込んだ飛行機の内部(アイルランド)

マイクロ・バスの車内のように見えるかもしれないけど、間違いなく飛行機だ。空を飛んでいるからね。

飛行機の窓からアラン島を眺めた

というわけで、離陸した飛行機の窓から眺めたアラン島が下の画像だ。残念ながら機内は狭くて身動きもとれない上に、私の座席はエンジンの横で見晴らしは良くはなかったけどね。

アラン島から乗り込んだ飛行機からの眺め(アイルランド)

アラン島からゴールウェイまで飛ぶ間に飛行機が揺れなかったわけじゃない。でも、船よりはましだった。しかも、飛行時間は10分ほど。あっという間だよね。やがて着陸したゴールウェイ近郊の空港もアラン島の空港と同様に小学校にバラックのようなものだった。そこからは航空会社のマイクロ・バスがゴールウェイまで送ってくれた。

というわけで、よっぽど船が好きという人を除いて、アラン島へ行くならば飛行機が良いかな。但し、便数は少ないから事前のチェックが大事だね。西暦2014年12月時点の料金は、片道 25ユーロ、往復 49ユーロみたい。

話を私たちの旅に戻すけど、その日はゴールウェイで一泊。レストランに行って食事をしたんだけど、旅に疲れた家内はスープと温サラダをつつくだけ。もちろん私は旺盛な食欲に任せてがっついていたけどね。翌日、列車でダブリンまで、そこからは飛行機でロンドンに戻ったんだ。


ダブリンの風景(アイルランド)



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