サンタ・クローチェ教会の前でジェラートフィレンツェのドゥオモ(大聖堂)から歩いて10分ほどのところにサンタ・クローチェ教会(下の画像)がある。そこが次のお目当てなんだ。
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ところが、そのサンタ・クローチェ教会の前にジェラートの店があった。そのジェラートが美味しそうなものだから、ちょいと寄り道しちゃった。赤いジェラートを指差し、「ストロベリーかな」と英語で尋ねた。「イエス、イエス」とおばさん。ところが、そのジェラートを口に入れると、チェリーじゃないかッ。でも、美味しいから許せてしまうね。なんでイタリアのジェラートってこんなに美味しいのかな。
サンタ・クローチェ教会で見たルネサンスそんなサンタ・クローチェ教会に入れば、多くのルネサンス期の芸術作品を見ることが出来る。例えば下の画像はドナテッロによる十字架のキリスト像だね。
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でも、ドナテッロはこの作品に満足できなかったらしい。「これはキリストではない。ただの人だ。」とコメントしたんだそうな。対して、同じくフィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ教会にあるブルネレスキの十字架のキリスト像を見たドナテッロは「これぞキリストだ。」と賞賛したんだそうな。
サンタ・クローチェ教会に眠る歴史上の人物サンタ・クローチェ教会には多くの歴史上の人物たちも眠っている。ミケランジェロはヴァザーリによるお墓に葬られている。地動説で名高いガリレオのお墓もある。また「神曲」で名高いダンテのお墓もあるけど、彼の遺骸はフィレンツェではなく、ラヴェンナに葬られているんだけどね。そして下の画像は「君主論」で名高いマキャベリのお墓なんだ。でもね、フィレンツェの中でも歴史あるサンタ・クローチェ教会の中にこんな立派なお墓を作ってもらって、最もとまどっているのはマキャベリ自身だね。
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マキャベリは一時期はフィレンツェのお役所に勤めていたんだけど、西暦1512年にメディチ家復帰の際に失職し、再就職の為に「君主論」を書いたもののうまくいかず、結局は不遇のうちに亡くなってしまったんだ。それなのに亡くなってから厚遇されてもねえ。
サンタ・クローチェ教会の中のパッツィ家の礼拝堂そんないくつもの見所のあるサンタ・クローチェ教会の中には、フィレンツェの名家の為の礼拝堂がいくつもある。その一つが下の画像に見えるパッツィ家の礼拝堂だね。
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このパッツィ家の礼拝堂を設計したのはブルネレスキ。フィレンツェのドゥオモ(大聖堂)の上のクーポラを完成させた建築家だね。でも、この礼拝堂が完成したのは15世紀の後半なんだそうな。このパッツィ家礼拝堂の内部の天井がとっても美しかったりする。残念ながらその天井の画像が無いんだけどね。
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