東西南北 春夏秋冬
ヨーロッパの旅
ローマ と ポンペイ (イタリア)
1997 年 3 月
17. 古代の邸宅にお邪魔
ポンペイのある地方は、カンパニアと呼ばれている。そのカンパニア地方では、古代ローマの時代にも農業が盛んだったらしい。
周囲の農地では、小麦などの穀物やオリーヴが栽培されていた。また、ポンペイを滅ぼしたヴェスヴィオ火山の斜面ではブドウが栽培され、ワインが作られていたらしい。
お屋敷
オリーヴ・オイルやワインの生産で成功した農場主たちは、ポンペイに立派なお屋敷を建てて住んでいた。そんなお屋敷の一つに入ってみる。
モザイク
広い玄関ホールの床には、見事なモザイクがある。
古代ローマ人はモザイクが大好きだったみたい。キプロスにある古代ローマ時代の遺跡にも、たくさんのモザイクが残されていたものね。
モザイク
古代ローマの人々が好きだったモザイクは、ビザンティンの時代になって更に華やかさを増していった。しかし、15世紀にはオスマン・トルコによってビザンティン帝国が征服され、キリスト教の教会はモスクに転用され、美しいモザイク画は破壊されあるいは壁の中に塗り込められてしまったわけだ。
でも、そんな華やかなビザンティン風のモザイク画を今でも見ることの出来る場所がイタリアに残されている。それが、かつてビザンティン帝国の総督府が置かれていたラヴェンナの街。
5世紀から6世紀にかけて建てられたラヴェンナの教会には、当時のモザイク画が今でも輝いている。
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動物達の絵
奥の部屋の壁には、たくさんの動物達を描いた絵(下の画像)も残されていた。
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旅の日程表
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