東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

旅行記 「エミリア・ロマーニャとトスカナ(イタリア)」

04. ボローニャに残る聖ステファノ教会群

聖ステファノ教会群に到着

美味しいクレッショーネを食べてお腹も落ち着いた私たちは、再びボローニャ市内を歩き始める。やがて到着したのが、下の画像にある聖ステファノ教会群(あるいはサント・ステファノ教会群)。

ボローニャに残る聖(サント)ステファノ教会群(イタリア)

「教会群」と書いたことからもわかるように、単一の教会ではなく、三つの教会が複合的な組み合わされているんだそうな。

聖ペトロニウスゆかりの聖ステファノ教会群

この聖ステファノ教会群は聖ペトロニウスによって建立されたとされている。聖ペトロニウスは5世紀のボローニャの司教で、ボローニャの守護聖人とされている人物なんだそうな。(下の画像は聖ステファノ教会群の回廊。)

ボローニャに残る聖(サント)ステファノ教会群(イタリア)

ちなみに、この聖ペトロニウスに捧げられたのが、ボローニャの街の中心にあるサン・ペトロニオ聖堂(詳しくは次のページ)だね。

聖ステファノ教会群を構成する三つの教会

この聖ステファノ教会群を構成するのは、5世紀に建てられて12世紀に改修された聖墳墓教会、8世紀の聖十字架教会、8世紀と11世紀に改修された聖ヴィターレ教会なんだそうな。

ボローニャに残る聖(サント)ステファノ教会群の中の祭壇(イタリア)

いずれもとっても古い建物だよね。そんなわけで、上の画像に見る祭壇もとっても古風だよね。12世紀に建設が始まったパリのサン・ドニ大聖堂ノートルダム大聖堂などのゴシック建築のステンド・グラスで彩られた大きな窓と、上の画像に見る古風な建物の申し訳程度の小さな窓は全くもって対照的だよね。

聖ステファノ教会群の柱の絵

そんな古風な聖ステファノ教会群の柱で見たのが、下の画像にある古風な絵だった。何の解説も無かったけど、この絵に描かれているのは聖ステファノか、あるいは聖ペトロニウスか。

ボローニャに残る聖(サント)ステファノ教会群の中の柱と絵(イタリア)

壮大でミケランジェロベルニーニなどの手による装飾に彩られているローマのサン・ピエトロ大聖堂も良いけど、時にはこんな質素で古風な教会を歩くのも良いよね。


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