サンタポリナーレ・イン・クラッセ教会の内部古代ローマ帝国の初代皇帝アウグストゥスゆかりの軍港があったイタリアの古都ラヴェンナ郊外のクラッセ地区のサンタポリナーレ・イン・クラッセ教会の中に入る。その様子が下の画像なんだ。
上の画像でもわかるけど、このサンタポリナーレ・イン・クラッセ教会は典型的なバシリカ様式(古代ローマ人が集会場として使っていた建物の形)の建物だね。その意味でも古都ラヴェンナならではの初期キリスト教建築の記念碑的な建物なんだそうな。
サンタポリナーレ(聖アポリナリス)を描いたモザイク画その奥にあるモザイク画が下の画像。青い円の中の黄金の十字架の下で両手を上げている人物が、この教会の名となっているサンタポリナーレ(聖アポリナリス)だね。
サンタポリナーレ(聖アポリナリス)は古都ラヴェンナの初代司教とされているんだけど、8世紀後半までの歴代のラヴェンナの司教たちはこの教会に葬られたんだそうな。
サンタ・マリア・イン・ポルト教会は閉まっていた再び待たせておいたタクシーに乗り込む。向かったのは同じく古都ラヴェンナの郊外にあるサンタ・マリア・イン・ポルト教会。ちょいと新しくて16世紀の教会なんだそうな。でも、コンスタンティノープルから持ち込まれた「ギリシャの聖母」像があるらしい。しかも、私が興味を持っていたチェーザレ・ボルジアの家臣だった騎士グイダレッロ・グイダレッリの墓標があるとか。
ところが、あいにくこの教会は閉まっていた。仕方ないね。古都ラヴェンナの郊外にあるし、さほど観光客が来るとも思えない教会だし、いつも扉が開いているわけじゃないんだろうね。
列車事故の為に鉄道は大混乱待たせておいたタクシーで向かったのはラヴェンナ駅。約束のお代を支払い、礼を言って下車。この駅から列車に乗ってボローニャに戻ろう。ちょいと足を伸ばしてフェラーラまで行くという話もあったんだけど、ちょいと疲れた。今日はここまでだね。ところが、私たちを乗せた列車はカステル・ボロネーゼという駅で停車。ここで運行を取り止めるから、次の列車に乗れ ・・・ ということみたい。イタリア語はわからないけど、乗客全員が列車を降りてしまった。この列車はボローニャまで行くはずだったのに。 降りたホームで待つことしばし。やがて次の次の列車がやって来た。ところが、この列車は超満員。ラッシュ時の東京の電車に匹敵するね。怪訝に思いつつ、とにかく列車に乗り込む。とにかくボローニャに戻らないと。 大混雑の列車の中では本を開くことも出来ない。仕方なく、目の前の座席に座っているおじさんが読んでいる新聞を眺めていた。どうせイタリア語はわからないんだけどね。その新聞にでかでかと載っている写真は列車事故のシーン。ピアチェンツァという大きな活字も躍っている。え、ミラノとボローニャの間で大きな列車事故があったということかな。だから鉄道がこんなに大混乱に陥っているのか。これは運が悪い。 ようやくボローニャに帰り着いた時には既に夕方。私たちはへとへとに疲れ果てていた。まずは、ボローニャ中央駅の目の前にあるホテルに戻り、ちょいと休憩だ。
ボローニャのレストランで地元の伝統料理ホテルで風呂につかり、ついでに湯舟の中で下着類を洗濯する。長旅ではこまめな洗濯が重要だね。さもないと大きな荷物が必要になってしまう。ちょいと昼寝をした私たちは元気を回復。ホテルを出て、ボローニャ市内にある「モンテグラッパ・ダ・ネッロ」という庶民的なレストランへと向かった。昨日のミシュラン星付きのレストランとは違って、今夜のディナーの場所は気軽にジーンズで行ける店(下の画像が店の入口)なんだ。
家内が選んだ前菜はトリテリーニ。エミリア・ロマーニャ州の名物となっているおへその形のパスタ。まずまずの味かな。私の前菜はモルタデッラ。ボローニャ・ソーセージともいうらしい。文字通りボローニャ名物とねっている巨大なソーセージをスライスしたもの。これは私の大好きな味。(ハム・ソーセージといえば、フランスのアルザス地方で食べたシュークルートも美味かったね。)
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