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タクシーで通過したサン・マリノ共和国とイタリアの国境リミニ駅の前で客待ちをしていたタクシーに乗り込み、サン・マリノ共和国に向かう。同じくサン・マリノ共和国に向かう路線バスを見かけたんだけど、超満員だったみたい。私にはとても耐えられそうもない。だって、毎日毎日夜遅くまで仕事をしているのに、せっかくの休暇にまで疲れ果てる状況はいやだよね。平坦な道を走っていたタクシーが、やがて坂道を登り始めた。そこで見かけたのがサン・マリノ共和国とイタリアの国境（下の画像）だった。 
国境といっても、パスポートを見せるわけでもなければ、入国手続きがあるわけでもない。車はスピードを落とすこともなく通過するだけだった。統一イタリア王国は西暦1861年に成立したんだけど、そのイタリアとサン・マリノ共和国は西暦1862年に関税同盟を結んでいる。それ以後、国境は自由に出入りできるらしい。
ちなみに、ヴァティカン市国とイタリアとの国境、モナコ公国とフランスとの国境も同様に自由に出入りできるね。
チタン山の上のサン・マリノ共和国の城砦やがて遠くにチタン山（下の画像）が見えてきた。山上には城砦らしき建物も見えている。あれが現存する最古の共和国とされるサン・マリノ共和国を守り抜いてきた城砦なんだろうね。
サン・マリノ共和国に到着したら、チタン山の尾根を歩き、切手やコインに描かれた三つの城砦（前のページを参照）を見て歩かないとね。遠くアドリア海も見えるといいんだけどね。
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