キャンティのワイン村のホテルでまずは白ワインキャンティのワインの村のホテルの敷地内を散歩した後は、その一画にあるカフェの椅子に腰を下ろす。まずは地元キャンティで生産された白ワインをグラスでもらおう。それにオリーヴとサラダ。サラダは私の大好きなトマトとバジルとモツァレラ・チーズのサラダだね。
実を言えば、とってもお腹が空いている。でも、この時間にたっぷりと食べてしまうと、ディナーに差し支えるからね。サラダとオリーヴでごまかそうというわけだ。
続いてはキャンティのロゼ・ワインでも、グラスでもらった白ワインはすぐに消えて行ってしまった。せっかくだから、次は地元キャンティで生産されたロゼ・ワインを飲んでみよう。
というわけで、オーダーしちゃったのが、キャンティのロゼ・ワインのボトル。今日はこれから何処かへ行くわけで無し。予定があるのはディナーだけ。少々飲んでもいいよね。加えて、青空の広がる夏の午後には、キリッと冷えたロゼが合うよね。食べる方は我慢できても、ワインは我慢できなかったというわけだ。
キャンティの心地良い風を楽しみながらディナーを待つ午後をのんびりと過ごして夕方になった。部屋に戻って着替えを済ませる。ディナーはホテルの中のレストランにテーブルを予約してあるんだけど、それなりの服装で行こうというわけだ。ところが、着替えがちょいと早すぎた。レストランの用意がまだ出来ていないって。というわけで、レストランの近くの木立の下の椅子に腰を下ろす。キャンティのブドウ畑の風が心地良いね。古都ラヴェンナでは雨に降られたけど、このキャンティでは好天に恵まれた。有り難いね。
6月といえばイタリアでも最高の季節だよね。せっかくだから、レストランでディナーを楽しむにしても心地良い風を楽しめる屋外のテーブルがいいよね。でも、時には強い夕陽がまぶし過ぎることもある。夏のイタリアではディナーにもサン・グラスが必要みたい。
イタリアを代表する赤ワイン キャンティ・クラシコ・リゼルヴァレストランの用意が出来たらしい。いよいよディナーの時間だ。私たちのオーダーは、生野菜のサラダ、大豆のスープ、牛肉のフィレ、ミックス・グリル。牛肉のフィレは脂身を巻き、ハーブを添えて焼いてある。ミックス・グリルはビーフ、ラム、ソーセージ、チキン。そんながっつりした料理に合わせて飲むのはイタリアを代表する赤ワイン。キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ。そのエチケットが下の画像だね。
トスカナ地方の中央に広がるキャンティのワイン生産地域なんだけど、その中心がシエナとフィレンツェの間にあるキャンティ・クラシコ地区だね。西暦1716年にメディチ家のトスカナ大公コシモ3世がキャンティの生産地域と定めた地区とほぼ一致している。(このホテルがあるカステルヌオヴォ・ベラルデンガ地区もキャンティ・クラシコ地域に含まれている。)
キャンティ・クラシコ・リゼルヴァを称するためには、更に厳しい条件がある。例えば、・・・
そんな条件を充たす為のワイン生産者たちの努力のおかげで、今夜のディナーの料理に合う美味しい赤ワインを飲むことが出来るわけだね。(午後に飲んだ白ワインやロゼ・ワインも好きだけど、今夜のがっつり系の料理には全く合わないよね。)
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