キャンティのワイン村で見たブドウの実今回の旅もとうとう折り返しの5日目となった。キャンティのワイン村のホテルでのんびりも2日目だ。さて、まずは朝食だ。ホテルの広いテラスに置かれたテーブルで朝陽を浴びながら食べる用意が出来上がっていたよ。基本的に私はイギリスの首都ロンドンのパブでよく食べたイングリッシュ・ブレックファストの方が好きなんだけど、このホテルのコンティネンタル・ブレックファストは美味かった。ジャムが美味い。家内の好きなパイナップルが美味い。私の大好きなスイカもたっぷりと用意されている。しかも、コーヒーがとっても美味い。そして朝から屋外のテーブルでの食事。まさに最高の休暇の朝だよね。 そんな楽しい朝食を終えて、ホテルの周囲をちょいと散歩。ホテルの敷地のすぐ外はブドウ畑なんだ。なんせキャンティのワイン村の中にあるホテルだからね。そんなブドウ畑で見たのが、下の画像のブドウの実。
まだ 6月だからブドウの実も小さくて固いね。これから夏の太陽の光を浴びて、ブドウの実はどんどん大きく育っていくんだろうね。うん、今日はホテルの周囲のブドウ畑を散歩することにしよう。せっかくキャンティのワイン村に滞在しているんだからね。ちょいと部屋に戻って、散歩の準備をして出発することにしよう。
ブドウ畑にあるブドウのトンネル部屋に戻って小さなリュックに入れたのは、キャンディが少々とミネラル・ウォーターだけ。そして雨具は、・・・今日は不要だよね。最高の天気だもの。というわけで出発の準備が完了。ホテルの横にあるブドウのトンネル(下の画像)から歩き始めた。
ブドウのトンネルの入口から歩き始めたんだけど、このトンネルの長いこと。ホテルの横からは坂道を下り、やがて丘を登り始める。もちろん左右はキャンティのワインを生み出すブドウ畑だ。やがて丘のてっぺんにトンネルの出口があったよ。
キャンティのワイン村のブドウ畑の広いことようやくたどり着いたブドウのトンネルの出口の脇から眺めた風景が下の画像なんだ。見渡す限りキャンティのワイン村のブドウ畑(下の画像)が続いている。遠く丘の上には私たちが泊まっているホテルが見えている。
このあたりはカステルヌオヴォ・ベラルデンガと呼ばれる地域なんだけど、キャンティ・クラシコの赤ワインを生産する地域に含まれている。カステルヌオヴォ・ベルデンガで生産されるキャンティ・クラシコは、とってもふくよかで豊かな味わいのワインになるんだそうな。
ちなみに、メディチ家の最後のトスカナ大公ジャン・ガストーネ(コシモ3世の息子)が西暦1737年に亡くなり、メディチ家の嫡流は断絶してしまった。キャンティのワイン生産地域が定められたのはメディチ家が残した遺産の一つなのかもしれないね。もちろん、メディチ家の最大の遺産はウフィツィ美術館などで見ることの出来るイタリア・ルネサンスの絵画などなんだろうけど。
キャンティのブドウ畑に植えられた若いブドウの木果てしなく続くワイン村のブドウ畑の一画には、下の画像のような若いブドウの木が植えられている畑もあったよ。
新しく開墾されたブドウ畑なのか、あるいは古くなったブドウの木を植え替えたブドウ畑なのか。この若いブドウの木からはしばらくはワインの原料になるブドウの実は収獲できないよね。
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