サン・ジミニャーノの街のチステルナ広場そろそろ夕方が近づいている。それでも憧れの中世の塔の街サン・ジミニャーノを歩きたいという家内。じゃ、ちょいと散歩に出かけるとするか。
というわけで、ホテル(上の画像の中で緑の蔦がからまっている建物)を出たんだけど、そのすぐ前がチステルナ広場なんだ。「チステルナ」とは井戸のことなんだけど、上の画像の中央に見えているのがその井戸(13世紀に掘られたもの)だね。
サン・ジミニャーノの通りと中世の建物チステルナ広場を出て、サン・ジミニャーノの通りを歩いた。下の画像がそうなんだけど、石畳の両側に古い家並みが並んでいるんだ。この街の建物のかなりの部分が12世紀から14世紀に建てられたものらしい。
このサン・ジミニャーノ歴史地区の中は、車の通行は規制しているんだそうな。だからのんびりと歩くことができるわけだよね。バスを降りてからホテルまで歩いた時のスーツ・ケースは重かったけどね。
サン・ジミニャーノ名物料理のイノシシサン・ジミニャーノの通りを歩けば、ところどころで見かけるのが下の画像にあるようなイノシシの剥製だったりする。
実はサン・ジミニャーノの名物料理がイノシシなんだそうな。肉屋さんではイノシシ肉のサラミやハムも売っているらしい。上の画像の中にも写っているけどね。
ディナーには「ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ」夜の8時にはサン・ジミニャーノ市内のレストランに到着。入口で名前を告げる。案内されたのは窓際の中央のテーブル。窓から見えるのはトスカナの田園風景だ。この店の中でも最高のテーブルだ。2ヶ月前に予約を入れておいた甲斐があったね。さて、今夜のディナーの私の前菜は街の名物のイノシシを使ったテリーヌ。ハーブたっぷりのテリーヌのイノシシはクセもなくて美味しかったね。家内の前菜はトマトのスープ。イタリアのトマトは美味いよね。何故にこんなに美味しいのか。 他方でディナーのお供は、もちろん地元の白ワイン「ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ」だね。この白ワインが DOCG に格付けされたのは西暦1993年のこと。でも、その歴史は古いんだ。西暦1276年の文書に記載されているらしい。
ついでながら、西暦1300年にサン・ジミニャーノを訪れたダンテも、ルネサンスの芸術家ミケランジェロも、このワインが大好きだったそうな。(上の画像が今夜のディナーで飲んだヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノのエチケット。)
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