アマルフィ大聖堂の入口のドアは11世紀のものドゥオモ広場から階段を登り、鐘塔の脇のアマルフィ大聖堂の正面入口まで来れば、そこで眼にするのは下の画像にあるブロンズのドア。
どうってことのないドアのように見えるけど、これが実は西暦1060年にコンスタンティノープルで鋳造されたものなんだそうな。さすがは9世紀からの歴史を持つアマルフィ大聖堂だよね。
アマルフィ大聖堂が捧げられた聖アンデレそんな由緒あるドアの上を見れば、アマルフィ大聖堂が捧げられた聖アンデレ(下の画像)が描かれている。
オスマン・トルコの提督バルバロッサに襲われたアマルフィを救ったのが聖アンデレとされ、アマルフィの守護聖人とされたというのは、以前にも書いているね。ドゥオモ広場にも彼の像をあしらった噴水があったけど、この街のあちこちで聖アンデレを見かけるね。
アマルフィ大聖堂の正面を飾るイスラム風アーチと列柱そんなアマルフィ大聖堂の正面入口の左右を取り囲んでいるのは、下の画像にあるイスラム風のアーチと列柱なんだ。
タイルに飾られた鐘塔上部と並んで、アマルフィ大聖堂のアラブ・イスラム文化の要素を示すものだよね。
イスラム風のアーチと列柱の空間イスラム風のアーチと列柱はアマルフィ大聖堂正面でも印象的な存在だったけれども、その内部の空間が下の画像なんだ。
スペイン南部アンダルシア地方の街コルドバ(スペインを支配したイスラム教徒の王朝である後ウマイヤ朝の首都)に残るメスキータを思わせる印象的な空間だよね。イスラム教徒が多いシシリアを支配したノルマン人が、従属したアマルフィに大きな影響を与えた痕跡なんだろうね。
All rights reserved このサイトの画像 及び 文章などの複写・転用はご遠慮ください。 このサイトの運営は、あちこち三昧株式会社が行います。
|