東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅
春のルーマニア
東欧(1998年5月)


14. 中世の街 シギショアラ
(トランシルヴァニア、ルーマニア)

ビエルタンの要塞教会からバスに乗り込み、トランシルヴァニアの街シギショアラに到着したのは1時半。

中世の街 シギショアラの門(トランシルヴァニア、ルーマニア) シギショアラの街の丘の麓にある駐車場でバスを降り、坂道を登って城門(右の画像)に到着。

この城門の奥が、中世の面影を色濃く残すシギショアラの旧市街なんだ。

そして、ドラキュラのモデルとなったワラキア公ヴラッド・ツェペシュ(串刺し公)にゆかりの場所でもある。

中世の街シギショアラと
ヴラッド・ツェペシュ(串刺し公)

中世の街 シギショアラの通り(トランシルヴァニア、ルーマニア) シギショアラの旧市街の様子が右の画像。建物にしても、石畳の道にしても、中世の面影を感じるよね。

余談ながら、15世紀のシギショアラの街を本拠地としていた貴族に、ミハイル・シラージという人物がいる。

当時のハンガリー王マーチャーシュ(マティアス・コルヴィヌス)とは叔父と甥の関係にあったミハイル・シラージは、ヴラッド・ツェペシュ(串刺し公)とも仲良しだったらしいよ。

当時のトランシルヴァニアの商業の街シビウやブラショフとヴラッド・ツェペシュ(串刺し公)が対立していたとき、両者の間を仲介して和解させたのも、そのミハイル・シラージ氏だったんだって。




ヴラッド・ツェペシュ公が生まれた家と
時計塔 (シギショアラ、ルーマニア)

中世の街 シギショアラの時計塔(トランシルヴァニア、ルーマニア) でも、このシギショアラの街の名物といえば、旧市街の中心にそびえる時計塔(14世紀)とヴラッド・ツェペシュ(串刺し公)が生まれた家かな。

時計塔は、右の画像の中のひときわ高い建物だね。その右側に、黄色い壁の地味な建物が見えるでしょ。それがヴラッド・ツェペシュ串刺し公が生まれた家なんだ。

ちなみに、そのワラキア公ヴラッド・ツェペシュが生まれた家は、今ではレストランになっている。幸運なことに、そのレストランで食事を楽しむことが出来たんだ。(詳しくは次のページへ。)

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索


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