東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

旅行記 「春のスペイン」

トレド、マドリッド、セゴビアを周り、歴史とバルと闘牛を楽しんだ

16. セゴビアのアルカサル -2.

スペイン王フェリペ2世とセゴビアのアルカサル

カスティーリャ女王イサベル1世がセゴビアで即位してから数十年後、スペインの王位は女王の孫のカルロス1世(皇帝カール5世)からその息子のフェリペ2世に引き継がれた。フェリペ2世は、このセゴビアのアルカサルを改装し、スレート葺きの尖塔を加えたんだそうな。(下の画像はセゴビアのアルカサルからの眺め。)

スペインの街セゴビアのアルカサルからの眺め

でも、やがてスペイン王フェリペ2世はマドリッドに王宮を築いたんだけど、他方でこのセゴビアのアルカサルは刑務所になっちゃったらしい。更に18世紀にはアルカサルは軍の学校とされたんだけど、19世紀には火災で損傷を受け、19世紀末から時間をかけて修復されたらしい。

アルカサルの外にはコウノトリのカップル

そんなセゴビアのアルカサルの中を歩き、外に出てびっくり。下の画像に見えるように、目の前の木の上にはコウノトリのカップルが巣の上でただずんでいるんだ。

スペインの街セゴビアのアルカサルの外で見たコウノトリのカップルと巣

やがてコウノトリの巣では赤ちゃんが育っていくんだろうか。ここでふと疑問に思ったんだけど、人間の赤ちゃんはコウノトリが連れてきてくれるらしいけど、他方でコウノトリの赤ちゃんは誰が連れてくるのかな ・・・ 。

崖の下から見上げたセゴビアのアルカサル

というわけで、セゴビアのアルカサルを見てきたんだけど、でもまだ見落としている風景があるね。いや、むしろ見るべきものをまだ見ていないと言うべきかな。

スペインの街セゴビアのアルカサルを崖の下から見上げた

というわけで、セゴビアの旧市街やアルカサルのある岩山を下り、崖の下から見上げたアルカサルの眺めが上の画像なんだ。でも、まだ少し歩かないといけないね。

白雪姫のお城のモデルになったセゴビアのアルカサル

しばし歩いて緑の草地の向こうの木立に到着。その脇から眺めたセゴビアのアルカサルが下の画像なんだ。

スペインの街セゴビアのアルカサルを木立の横から見上げた

このセゴビアのアルカサルは、ディズニーの白雪姫のモデルになったらしいんだけど、このアングルから眺めればそれも納得というわけだね。そんな眺めについて、読者の方からコメントを戴いたんだ。お許しがあったので、ここに掲載しておくね。

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なるほど・・・

はじめまして〜m(_ _)m

セゴビアのアルカサルのお城の写真を拝見して謎が解けました。30年ほど前に行った事があるのですが、正面からしか見なかったので(しかも、雪の日でした)、「白雪姫のお城のモデル」といわれてもあまりピンときませんでした。やっと納得できました(^o^


セゴビアまで行ってアルカサルを見るならば、是非ともこの木立まで行って、この眺めを眼にしなきゃね。


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