プロヴァンスの旅の土産物を記念撮影ロンドンの自宅に帰りついた時には21時になっていたし、忙しい旅で疲れてはいたんだけど、まずは恒例の土産物の記念撮影だ。
その土産物が上の画像なんだけど、ワインなどは週末にプロヴァンスの旅のことを思い出しながら飲むことになる。ちなみに、当時の私はスーパー・ヘビー・スモーカーだった。しかも、ロンドンではタバコ1箱が千円くらいしていたんだ。というわけで、海外に出ると必ず空港の免税店でタバコを買っていた。今はもうタバコはやめているんだけどね。(今も熱烈なスモーカーの皆様、裏切りをお許しください。)
ニームの赤ワイン春のプロヴァンスの旅では、3本のワインを買って帰ったんだけど、旅の翌週に飲んだのはニームの赤だった。正確に言えば、ニームはプロヴァンスではなくて、ラングドックに属しているんだけどね。
結論から言えば、このニームの赤ワイン、さほどのものでもなかった。実は期待もさほどではなかったんだけどね。でも、上の画像にあるワインのエチケットの鍋の下にポン・デュ・ガールの水道橋が描かれているのがうれしいかな。(水道橋の上の鍋の意味は不明なんだけどね。)
レ・ボー・ド・プロヴァンスの赤ワインそれから1ヶ月ほどして飲んだのは、15世紀に断絶したボー一族の城跡が印象的だったレ・ボー・ド・プロヴァンスの赤ワイン。これはなかなか良いワインだった。香りはさほど強くはない。口に含むとまず渋みが来る。でも、やがてフルーティな甘さも感じる。面白いワインだね。私の好みだった。
ついでながら、上の画像に見えている塩コショウの入れ物なんだけど、これもレ・ボー・ド・プロヴァンスで買ったもの。オリーヴの木でできているんだ。他にもオリーヴの木で作られているサラダ・ボウルなども買って帰った。このレ・ボー・ド・プロヴァンスはワインだけではなく、オリーヴの産地として評価が高いらしい。古くなって切り倒されたオリーヴの木も、加工されて土産物になるわけだね。
アヴィニョンで買ったエルミタージュの赤ワインそして数週間後、プロヴァンスの旅で買ったワインの最後を飾るのは、アヴィニョンのワイン専門店で買ったエルミタージュの赤ワインだった。アヴィニョンで買うならば、シャトーヌフ・デュ・パープだろう、と私も思う。実際にアヴィニョン近くのカーヴでシャトーヌフ・デュ・パープを試飲もしたんだ。でも、どうもピンと来るのが無かったからね。というわけで、エルミタージュの赤ワイン。もちろん、プロヴァンス地方のワインじゃない。リヨンの南、コート・デュ・ローヌ北部の著名なワインだね。そのエルミタージュをグラスに注げば、なんと濃厚な赤。グラスを手に持たずとも漂ってくる香り。 確かに渋いけれども、それだけじゃなくてまろやかさもある。もっと熟成させれば、もっともっと美味しくなるんだろうけどね。私の手許にあるワインの本によれば、エルミタージュは少なくとも4年、出来れば8年以上は熟成させたいとある。我が家に有るエルミタージュはこれ1本だから、熟成させるなんて無理な話なんだけどね。
このエルミタージュの赤ワイン、アヴィニョンで買ったとはいえ、コート・デュ・ローヌのもの。でも、フランス南部プロヴァンス地方と関係あると言えなくもないんだ。
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