東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

パリに住んだ ・・・ つもりの 9日間 (フランス)

パリからロワール、ノルマンディー、シャルトルまで

45. シテ島の鳥市・花市とセーヌ川 (パリ)

パリのシテ島の鳥市は日曜日に

朝からパリのシテ島に来て、ノートルダム大聖堂を歩いた。その帰り道、地下鉄の駅に向かう途中、シテ島の広場で見かけたのが、下の画像の鳥市だった。

フランスの首都パリのシテ島の鳥市

シャルトルの市で見た鳥売りは、食用の鳥を売っていたみたいだったけど、このパリのシテ島の鳥市ではペット用の鳥を売っているみたい。インコやオウムなどが鳥かごに入って並んでいたよ。この鳥市は毎週日曜日に開かれるんだそうな。

パリのシテ島の花市は常設

上の鳥市の隣で開かれていたのは、下の画像の花市だった。

フランスの首都パリのシテ島の花市

このシテ島の花市は、日曜日と限らず、毎日朝から晩まで開かれる常設市なんだそうな。上の画像は鉢植えだけど、切花も売っているし、花にも様々な種類があって、花好きには興味深いみたいだよ。

そんな花市とは関係ないんだけど、かつてこのシテ島には貧民街があったらしい。でも、フランス皇帝ナポレオン3世とセーヌ県知事オスマンのコンビが推進したパリ改造によって、貧民街は撤去されたんだそうな。

パリを流れるセーヌ川

そして下の画像は、橋の上から眺めた朝のセーヌ川。日光を反射してまぶしかったよ。

フランスの首都パリを流れるセーヌ川

古代ローマ帝国が征服したルテティア(昔のパリ)の時代から、セーヌ川はパリにとって重要な存在だった。イギリスの首都ロンドンにとってのテムズ川と同じように、セーヌ川の水運がパリを育てたとも言えるんだろうね。

パリからセーヌ川を下っていけば、画家クロード・モネがアトリエを構えたジヴェルニーがあり、ノルマンディー防衛の為にイングランドのリチャード獅子心王が築いたガイヤール城があり、更に下ればノルマンディー地方の中心ルーアンに至るわけだ。

他方で、ノルマンディー地方からセーヌ川を遡ったヴァイキング(ノルマン人)がパリを略奪し、毒を以て毒を制す為にノルマン人ロロにノルマンディーの土地を与えざるを得なくなったということもある。(その子孫がイングランドを征服したノルマンディー公ウィリアムだったりするんだけど。)

そんなこんなでフランスの首都パリはセーヌ川を通じて外へと開かれていたわけだね。


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