東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

旅行記 「ニース・エズ・モナコ公国とロンドン」

22. オテル・エルミタージュでディナー (モナコ公国)

モンテカルロにあるオテル・エルミタージュ

昨夜はモンテカルロに来てグラン・カジノにも入り、オテル・ド・パリのレストランでディナーも楽しんだ。そして今日はモナコ公国のビジネス街にある相手先のオフィスで朝から晩まで会議だった。

モナコ公国のモンテカルロにあるオテル・エルミタージュの外観

でも、夜になってホテルに戻り、仕事のスーツからディナー・ジャケットに着替え、今夜もモンテカルロにやって来たんだ。但し、今夜はカジノには近づかず、上の画像にあるオテル・エルミタージュに入ったよ。

オテル・エルミタージュのレストラン「ル・ヴィスタマール」

そして今夜はオテル・エルミタージュの中のレストラン「ル・ヴィスタマール」でディナーというわけだ。昨夜のオテル・ド・パリのレストラン「ル・グリル」のディナーが美味かったから、今夜のディナーにも期待が高まっちゃうね。

店に入ると、まだ他には客はいない。いくつかのテーブルを指差して、どれか良いかと尋ねられた。では、この隅っこのテーブルが良いかな。静かにゆっくりと食事が出来そうだからね。

まずはチキンとレンズ豆のマスタード・ソース添えが登場。悪くない。選んだ飲み物は、大好きなフランス南部プロヴァンス地方のカシの白ワイン。私の大好きなすっきり白なんだ。

ところで注文した前菜はホタテのケバブ。妙な名前だし、いったいどんな料理が出てくるのかと待っていた。登場したのはホタテの串焼きだった。串焼きだからケバブと表現したみたい。盛り付けがちょいと和風だったから、焼き鳥のようにも見えたけどね。

モナコ公国のモンテカルロにあるオテル・エルミタージュのレストラン「ル・ヴィスタマール」のスタッフ

やがて渡しの注文したメイン 鯛のグリルが登場。レストランのスタッフが骨を取ろうかと言ってくれる。じゃ、お願いするよ。というわけで、鯛のグリルから骨をとり始めたスタッフのおじさん(上の画像)なんだけど、私に向かっておしゃべりばかりしている。

このおじさんはカラオケが大好きで、奥さんと頻繁にカラオケに行くんだそうな。しかも、マイクを持ったら放さないと自分で言っていたよ。

スタッフの気合が入っていない ・・・

やがて私の目の前に置かれた鯛のグリルが下の画像だ。なんだか骨の取り方が下手くそだぞ。私とおしゃべりばかりしていたからじゃないのかな。

モナコ公国のモンテカルロにあるオテル・エルミタージュのレストラン「ル・ヴィスタマール」で食べた鯛のグリル

ともかく、その鯛のグリルを口に運ぶ。あっさり味付けとほど良い焼き具合は悪くない。が、骨だらけだ。しかも、折れた骨が魚の身の中に隠れている。これならば、自分で骨を取りながら食べる方が楽だったね。

どうもこのレストランのスタッフは気合が入っていないよ。やる気が感じられない。何か問題があるのか、私の横を通り過ぎる時にも溜め息をついたりしている。ここでディナーを楽しめる空気じゃないね。

オテル・エルミタージュのレストランとミシュランの星

やがて私はコーヒーでディナーを締めくくった。その時点でもレストランの店内は下の画像に見えるようにガラガラだった。

モナコ公国のモンテカルロにあるオテル・エルミタージュのレストラン「ル・ヴィスタマール」の店内

この店のあるオテル・エルミタージュは、昨夜のオテル・ド・パリと並ぶモナコ公国の名門ホテルだね。しかも、このレストラン「ル・ヴィスタマール」は、昨夜のレストラン「ル・グリル」と同じくミシュラン一つ星(当時)なんだ。それでこの差はどうしたことなんだろう。レストランというのは難しいね。



その後、このオテル・エルミタージュのレストラン「ル・ヴィスタマール」はミシュランの星を失ったらしい。案の定というべきか。

ところが、西暦2010年にはレストラン「ル・ヴィスタマール」はあらためて新装オープンし、西暦2011年にはミシュラン一つ星を取り戻したんだそうな。さすがはモナコ公国の老舗オテル・エルミタージュのレストランというべきか。もし機会があれば、あらためてこのレストラン「ル・ヴィスタマール」で食事をしてみたいもんだね。


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