グレート・ブリテン島の最高峰 ベン・ネビス峠から景色を眺めながらサンドイッチを食べてお昼を済ませた。再び車に乗って走り始める。グレート・グレンまで戻り、そこから南下する。
フォート・ウィリアムスから海沿いに南西に向かう。そのあたりから左手(東側)に見えるのがグレート・ブリテン島の最高峰 ベン・ネビス(上の画像)なんだ。といっても、あいにくの雨で雲の中に隠れちゃっているんだよね。最高峰とは言っても、高さは 1,344メートルだから、日本の山と比べればたいしたことはないんだけどね。
グレンコー 嘆きの谷雨の中、車を飛ばしてグレンコーのホテルに到着。部屋に落ち着き、ホテルの周囲を眺める。そのグレンコーの風景が下の画像だ。
雨のせいもあって暗いし、何処といって目立つところもないし、何の変哲も無い風景だよね。でも、このグレンコー 別名「嘆きの谷」は、スコットランドでは有名な場所なんだ。 「グレンコーの悲劇」日本ではさほど知られていない「グレンコーの悲劇」なんだけど、イギリス・・・というよりもスコットランドでは極めて重要な歴史上の出来事になっている。イギリスの名誉革命から4年が過ぎた西暦1692年02月13日早朝、イギリス政府軍部隊によって、グレンコーに住むマクドナルド一族が虐殺された。その犠牲者の数は、女性と子供を含めて 38 名にのぼる。そんな凄惨な事件が「グレンコーの悲劇」と呼ばれている。
ところで、この旅のあちこちでマクドナルドという名前が繰り返し登場しているよね。アーカート城を攻めたマクドナルド、アイリーン・ドナン城を攻めたマクドナルド、カロデンの戦いで敗れたボニー・プリンス・チャーリーの逃走を助けたマクドナルド、スカイ島のドントルン城の幽霊となったマクドナルド、そしてグレンコーで虐殺されたマクドナルド。
グレンコーのスリー・シスターズそんなグレンコーのホテルで一泊。ホテルのレストランで朝食。身支度をしたら、ホテルのチェックアウトを済ませて、車に乗り込み、悲劇の舞台 嘆きの谷 グレンコーを出発する。
上の画像は、グレンコーにあるスリー・シスターズと呼ばれる山々。シスターズと呼ぶには荒々しい印象の岩山ではある。でも、イギリス人は何々シスターズと呼ぶのが好きだよね。対して、何々ブラザーズとは聞いたことがないけどね。
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