湖水地方のウィンダミアで休養今日は朝のうちにスコットランドの首都エディンバラを出発し、南下してイングランドとの国境近くにあるハドリアヌスの長城(城壁)を歩いたんだ。そこから更に南下して、次の目的にはイングランド北西部にある湖水地方。たくさんの湖がある湖水地方は、イギリスの国立公園にも指定されていて、リゾートとしても人気がある地方だね。 ずっと車でスコットランドを回ってきた私たちは、これから湖水地方のウィンダミアのホテルでのんびり過ごし、ロンドンへ戻る前に休養する予定にしている。長旅の疲れを湖水地方でいやしてから帰宅しようというわけだ。 ボウネス・オン・ウィンダミアを散歩湖水地方のウィンダミアに到着した私たちは、まずはホテルにチェックインする。それから、ウィンダミア湖のほとりにあるボウネス・オン・ウィンダミアの街を散歩するわけだ。![]() しかし寒い。8月も半ばを過ぎたばかりだというのに、家内はセーター(スカイ島のポートリーで買ったもの)の上に私のジャケットまで着込んでいる。 真冬の12月に旅をしたギリシャとほぼ同じ格好でようやく寒さをしのいだくらいだったよ。
ウィンダミアへはロンドンから鉄道でも私たちはスコットランドから車で南下して湖水地方にやってきたけど、このウィンダミアへはロンドンから鉄道でも来ることができるんだ。まずはロンドン市内にあるユーストン駅からグラスゴー行きの列車に乗り、途中のオクセンホルム駅で乗り換え、ローカル線でウィンダミア駅まで行くことができる。但し、そのウィンダミア駅からウィンダミア湖のほとりのボウネスまでは 2kmほどあるから、バスかタクシーに乗ることになるかな。
ボウネスの船着場から眺めたウィンダミア湖ボウネスの街を散歩した後は、ホテルに戻ったんだ。やはりずっと車を運転して回ったスコットランドの長旅の疲れが残っているみたい。あちこちを見て歩く気にならず、ホテルの周囲、ウィンダミア湖のほとりでのんびりがいいみたい。![]()
というわけで、ボウネスのホテルの船着場から眺めたウィンダミア湖の風景。湖の向こうの山には霧が出ているけど、ちょっとは青空も見えているし、まずまずの天気で心地良かったよね。 イギリス有数の観光地・リゾートの湖水地方は雨や霧が多いさっきも書いたけど、国立公園にもなっている湖水地方はイギリスでも有数のリゾート地になっている。しかも、ワーズワースやビアトリス・ポター(あの「ピーターラビット」の作者)にゆかりの土地でもあり、その関係の名所のある観光地でもあるわけだ。但し、この湖水地方の天気はあまり良いとは言えないんだ。ちょいとばかり雨が多い。年間 2,000mmほども雨が降る。日本の長野県の松本市の年間降水量が 1,000mmほどらしいから、その倍も雨が降るというわけだ。加えて、霧も多い。上の画像はその霧が消えつつある様子なんだけどね。 というわけで、湖水地方を旅するならば、雨の用意は必須だね。もちろん、傘でも良いんだけど、できれば携帯用の折りたたみの雨合羽あるいはポンチョのようなものがお薦めかな。歩きやすいし、霧にも対応できるし、防寒にもなるからね。
湖水地方でのんびり三昧上にも書いたけど、この湖水地方にはビアトリス・ポターなどのゆかりの観光地もある。が、私たちは観光もせずにウィンダミア湖のほとりでひたすらのんびり。時にはホテルのラウンジでアフタヌーン・ティーとかね。私たちが泊まったのは、ウィンダミア湖のほとりにあるオールド・イングランドというホテル。料金はちょいと高めなんだけど、景色が素晴らしい。
できれば、ウィンダミア湖に面した部屋を予約していくこと。料金は更に高くなる。が、それだけ価値のある景色を楽しむことができるから。 自分の部屋から湖を眺める。ホテル専用の船着場から湖を眺める。湖に面したバーでウィスキーを飲む。湖水の上にせり出したテラスのテーブルでアフターヌーン・ティー。ガラス張りのレストランで食事をしながら、夕闇の迫る湖を眺める。そんなこんなで目の前のウィンダミア湖の風景をとことん楽しむことが出来るホテルだった。
湖水地方からロンドンの自宅へ湖水地方で2泊して、・・・ さて、荷物をまとめて車に乗り込む。現実の世界に戻らなきゃね。明日からは、またオフィスに出社して仕事だ。その前に、もっと重要な現実に直面しなければいけない。ロンドンの自宅の冷蔵庫は空っぽなんだ。ロンドン郊外のスーパーで買い物をして、それから自宅に向かった。しかし、スコットランド各地から湖水地方まで、内容たっぷりの濃い旅だったね。
スコットランドの旅 完
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