東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅
というテーマなのですが、 ・・・ 今回は、

食べ歩き香港 - 入門編
2001 年 8 月

15. ペニンシュラ・ホテル

飲茶の後は、尖沙咀の路地をたどり南に向かって歩く。

ペニンシュラ・ホテル 半島酒店

ペニンシュラ・ホテル やって来たのが、スター・フェリーの船着場近くにあるペニンシュラ・ホテル 半島酒店（右の画像）。

香港でも老舗の最高級ホテルなんだそうな。


1941年に日本軍が香港に侵攻した時の事、日本軍が使っていたスパイがペニンシュラ・ホテルに日章旗を掲げた。それを見た香港島のイギリス軍兵士の士気が一気に低下したとの話もある。つまり、当時からこのホテルは香港のイギリス支配の象徴だったわけだ。

18日間の戦闘の後、イギリスの香港総督は日本軍に降伏した。そのとき日本軍の司令部は、このペニンシュラ・ホテルに置かれていた。

もう一つ余談がある。1839年7月のことだが、今のペニンシュラ・ホテル近くに住んでいた中国人の漁民が、酔っ払ったイギリス兵によって殺害された。

中国側当局はイギリス側に犯人の引渡を要求したが、イギリス側は拒否。既にアヘン貿易の取締りによって対立していた両国の緊張が更に高まり、やがてアヘン戦争に至る。（その結果、中国は香港をイギリスに割譲することになったんだ。）


このホテルの中にも、様々な高級ブランドの店が並んでいる。但し、そこで私が買ったのは中国茶。東京の同僚達へのお土産だ。

ペニンシュラ・ホテルの楽団 ペニンシュラ・アーケードの中のある店で買い物をしているとき、クラシックが聴こえてきた。店の外に出てみると、廊下の片隅で演奏している楽団がいる。

このクラシックを聞きながら、ホテルのサロンでアフタヌーン・ティーというのも香港観光の目玉の一つらしい。まだお腹がいっぱいの私達は、諦めちゃったけどね。

そうそう、このペニンシュラ・ホテルの中にあるショッピング・アーケードには、私の気に入りのシャンハイ・タンも店を出していた。但し、品揃えは香港島の中環にある店のほうが豊富だね。

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索


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