今日の目的地はイタリアの古都ラヴェンナボローニャで迎えた旅の2日目の朝。初日の昨日は軽くボローニャを観光して肩慣らしといったところかな。実質的には今日が旅の初日といっても良いかもしれない。というわけで、朝から気合が入っているんだけど、今日の行き先はラヴェンナ。ボローニャからは東へ 70kmほどのところにある。ヴェネツィアからは南へ 110kmというところみたい。(下のイタリア北部の略図を参考に。)
このラヴェンナなんだけど、古代ローマ帝国の発祥の地であるローマと並んで、イタリアの古都といっても良い街なんだ。皇帝ホノリウスによる遷都以来、滅亡時の西ローマ帝国の都はこのラヴェンナにあった。その後も東ゴート族の王テオドリックの都もラヴェンナに置かれていた。ビザンティン帝国によるイタリア支配を担った総督府もこの街にあった。
ホテルの目の前にボローニャ中央駅さて、ホテルのレストランで朝食を済ませ、身支度をして出発する。ボローニャ中央駅はホテルの目の前だ。鉄道を利用するのに便利の良い場所にあるということでこのホテルを選んだんだからね。
ボローニャ到着初日の昨日も思ったけど、駅の周辺にはいささか得たいの知れない人も少なくない。でも、交通の便の良さの為にはがまん、がまん。とはいえ、バッグや周囲の様子には気をつけながら、駅のホーム(上の画像)に到着。
事前に買っておいた列車のチケットところで、他のイタリア旅行記でも書いたことがあるけど、家内も私もイタリア語は全くわからない。で、イタリアを旅するときに困るのが、列車のキップを買うときなんだ。ホテルや高級レストランのスタッフには英語を話せる人が多いかな。でも、イタリアの鉄道の駅員さんの中には英語を話せる人は皆無に近いというのが私たちの経験。というわけで、駅でキップを買うのに苦労するわけだ。
そんな苦労を避けるべく、今回は事前に列車のチケットを買っておいた。それが上の画像。この旅行の時点で私たちはイギリスの首都ロンドンに住んでいた。だから上の画像のチケット(ボローニャ・ラヴェンナの往復切符)もイギリス国鉄が発行したものなんだ。
ボローニャからラヴェンナに向かう列車に乗り込んだいよいよボローニャからラヴェンナに向かう列車に乗り込む。下の画像がその列車の車内の様子なんだ。
ローカル線の普通列車。平日の朝ならば混んでいるのかもしれない。でも、今日は日曜日。だから空いているのかな。のんびりと旅を楽しむことが出来て有り難いね。
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