ミシュラン一つ星レストラン聖ステファノ教会群、ボローニャ大学、マッジョーレ広場などを見て歩いた。そろそろディナーの準備の為にホテルに戻る時間だ。が、その前にマッジョーレ広場の裏の路地の奥に寄りたい場所がある。
今夜のディナーのテーブルを予約してあるレストラン「トッレ・デ・ガルッツィ」の入口が上の画像なんだ。ディナーの前に下見しに来たというわけだ。このレストランはミシュランの一つ星。さすがに上の画像のような格好でディナーはまずいよね。というわけで、今からホテルに戻ってまともな格好に着替えようというわけだ。
中世ボローニャの塔の中のレストランホテルでシャワーを浴び、ディナー・ジャケットに着替える。フロントで呼んでもらったタクシーに乗り込み、10分ほどでレストランに到着。
このレストラン、実は中世の塔の中にある。店の名前にある「トッレ」とは「塔」のことだよね。さっきアシネッリの塔(ボローニャの斜塔)を見て来たけど、このレストランのある塔も中世ボローニャに林立していた多くの塔の生き残りの一つなんだね。(中世の塔の街といえばサン・ジミニャーノが名高いけど、このボローニャにも多くの塔が立っていたんだ。)
ボローニャでシーフードレストランのテーブルに案内され、グラスに注がれた透明な発泡酒を飲みながら、メニューを研究する。ボローニャの名物料理は事前に調べておいたんだけど、この店のメニューにはないみたい。メニューに多いのはシーフード。では、素直にシーフードを戴くとするか。(ボローニャの伝統的な郷土料理はまた後日に。)
まずはエビにバジルとロケットのソース。ぷりぷりのエビをあっさり薄味のソースがひきたてている。続いて海の幸のサラダ。野菜の上にサーモン、白身魚、タコやアサリ。魚介類の絶妙な加熱具合が良い。味付けの淡さも有り難いね。更にはアンチョビのスパゲティ。このスパゲティの茹で具合が完璧。最高のアルデンテだったね。
ボローニャで飲んだワインところで、食事の間に飲んだワインなんだけど、前半は白、後半には赤を飲んだ。どちらも地元エミリア・ロマーニャ州のもの。旅先での食事の際には、その土地のワインを飲みたいからね。(下の画像はこのディナーの際に飲んだワインのエティケット。)
さて、今夜のレストランなんだけど、私たちのランキングとしてはミシュラン一つ星の中でもトップ・クラスとなったよ。薄味の品の良い味付け。手ごろな価格のワイン。ゆったりとしたテーブル。落ち着いた内装。機敏な動きのスタッフ。とってもくつろげるレストランだよね。
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