古都ラヴェンナにあるサンタポリナーレ・ヌオヴォ教会イタリアの古都ラヴェンナに来れば、ユネスコの世界遺産となっている初期キリスト教建築物群は必見だよね。その中にはいくつもの歴史ある教会が含まれているんだけど、まず最初に訪れたのがサンタポリナーレ・ヌオヴォ教会(下の画像はその内部の様子)だった。
このサンタポリナーレ・ヌオヴォ教会が建立されたのは、5世紀末から6世紀初頭のこととされている。とっても古い教会だよね。その教会の中には素晴らしいお宝もある。上の画像の左上の部分に注目なんだけど、壁の上には6世紀初頭のモザイク画も残されている。
サンタポリナーレ・ヌオヴォ教会のモザイク画そんな歴史あるサンタポリナーレ・ヌオヴォ教会のモザイク画なんだけど、壁の上部の部分が下の画像。
モザイク画の最上部には、キリストの物語が描かれている。例えば、上の画像の中の上段の右から二つ目の枠には、小舟の上で漁をしている二人の人物が描かれているよね。その二人の漁師は、キリストの教えを広め、後に皇帝ネロの迫害によって殉教した聖ペテロとその弟の聖アンデレなんだろうね。
古代ローマ時代の伝統を伝えるモザイク画上の画像に見たキリストの物語や十二使徒たちを描いた部分の下には、東方三博士の礼拝を描いたモザイク画もある。
上の画像にある東方三博士の後方(左側)には女性たちが描かれているんだけど、東方三博士に従って行くラヴェンナの聖女たちと解されているらしいよ。
東ゴート族の王テオドリックとサンタポリナーレ・ヌオヴォ教会イタリアの古都ラヴェンナで見る最初の世界遺産を堪能し、外へ出る。どしゃ降りだった雨は、有り難いことにやんでいたよ。さっきは雨のせいでカメラを構えることも出来なかったけど、サンタポリナーレ・ヌオヴォ教会の外観(下の画像)も撮影することができたよ。
ところで、このサンタポリナーレ・ヌオヴォ教会なんだけど、5世紀末から6世紀にかけてイタリアを支配し、ラヴェンナを首都としていたゲルマン系の東ゴート族の王テオドリックによって彼の宮殿の隣に建設されたらしい。(但し、上の画像に見える円筒形の鐘塔は11世紀のもの。)
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