東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

旅行記 「エミリア・ロマーニャとトスカナ(イタリア)」

13. 古都ラヴェンナ最古の建物ネオニアーノ洗礼堂とモザイク画

古都ラヴェンナに現存する最古の建物 ネオニアーノ洗礼堂

大司教館付属博物館で聖アンドレーア礼拝堂を見た後、再びドゥオモに戻ってきた。といっても、ドゥオモに入ろうというわけじゃない。その隣にあるネオニアーノ洗礼堂(下の画像)を目指しているんだ。

イタリアの古都ラヴェンナ最古の建物ネオニアーノ洗礼堂

レンガで築かれた古風な八角形の建物。この建立が始まったのが4世紀末から5世紀初頭のこと。完成したのが5世紀末と考えられている。つまりは、イタリアの古都ラヴェンナでも現存する最古の建物と言われている。もちろん、ラヴェンナの世界遺産の一つとなっているよ。

ちなみに八角形の建物なんだけど、天地創造は七日間で行われ、その七の次が八だよね。というわけで、八は復活の日と永遠の生命を象徴する ・・・ と資料には書いてある。よくわからんけど。

ネオニアーノ洗礼堂の天井のモザイク画

そんなネオニアーノ洗礼堂の中に入り、天井を見上げる。眼に入ってくるのは、下の画像にあるモザイク画なんだ。

イタリアの古都ラヴェンナ最古の建物ネオニアーノ洗礼堂の天井のモザイク画「キリストの洗礼と十二使徒」

このネオニアーノ洗礼堂の完成が5世紀末とされているんだけど、天井のモザイク画もその頃のものと考えられているんだそうな。

ネオニアーノ洗礼堂のモザイク画に描かれたキリストの洗礼

上の画像にあるモザイク画の中央部分、十二使徒に囲まれた中央部分に描かれているのは、キリストの洗礼だよね。

イタリアの古都ラヴェンナ最古の建物ネオニアーノ洗礼堂の天井のモザイク画「キリストの洗礼」

上の画像はモザイク画の中のキリストの洗礼の部分なんだけど、中央に描かれているのがキリストだね。その左側が洗礼者ヨハネ。キリストの上には神の使者でもある鳩も見える。そして右端に見えるのは擬人化されたヨルダン川なんだそうな。

キリストの洗礼と十字架による処刑

ヨルダン川でイエス・キリストが洗礼を受けたのは西暦26年頃と考えられている。その4年後の西暦30年にはゴルゴタの丘でイエス・キリストは十字架にかけられたわけだ。


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